里帰りの零戦、鹿屋基地外へ初飛行 鹿児島空港へのフライトに成功

2016年1月28日(木)14時10分 BIGLOBEニュース編集部

里帰りの零戦、鹿屋基地外へ初飛行 鹿児島空港へのフライトに成功/画像提供:ニコニコ動画

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1月28日、「零戦里帰りプロジェクト」が保有する零式艦上戦闘機(零戦)が、海上自衛隊鹿屋基地(鹿児島県)から鹿児島空港へのフライトを成功させた。27日に鹿屋基地でテスト飛行したこの零戦が基地外を飛んだのはこれがはじめてとなる。今後、機体は鹿児島空港で保管される。


鹿児島空港へのフライトは、テスト飛行同様、米国人パイロットのスキップ・ホルム氏によって行われた。鹿屋基地を12時に飛び立った零戦は、桜島の西側を飛行し12時30分ころ鹿児島空港に無事着陸した。今回の飛行は空港運用への配慮から非公開で行った。


プロジェクトでは今後、一般公開を予定しているが、実施には航空局からの飛行許可の再取得や、米国からパイロットを再度招聘するなどの資金が必要となる。ゼロエンタープライズ・ジャパンは、企業・団体、個人などから幅広くスポンサーの募集を予定している。


第二次世界大戦で活躍した零戦だが、現在、飛行可能な機体は世界に5機しか残っていない。そのうち日本人が所有している機体は、このプロジェクトの二二型、1機のみとなっている。クラウドファンディングによる組み立て資金の調達や、昨年7月のエンジン始動テスト、12月の国土交通省航空局の飛行許可を経て、プロジェクトは進められてきた。


零戦飛行


零戦飛行


零戦飛行


画像提供:ニコニコ動画

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