子鹿に人の匂いがついて親が近寄らない… 鹿の出産シーズンを迎えた宮島で子鹿に触れないよう呼びかけ

2016年5月30日(月)20時23分 BIGLOBEニュース編集部

画像提供:あおの*(@3510118aokko)さん

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野生の鹿が存在する場所としても知られている広島県の宮島(厳島)で、人の匂いがついたことで親が近寄らなくなった子鹿が見つかり、子鹿に触れないようTwitterで呼びかけが行われている。


母鹿は子鹿に人の匂いがつくと子育てをしなくなる。Twitterユーザーの“あおの”さんはこの日、宮島で観光客に追いかけ回され、触られている子鹿を目撃。その子鹿はなでた人を親と勘違いして付いていき、追い払われた上、人の匂いがついたため親も近寄らなくなったという。


この様子に“あおの”さんは、「宮島ではこの時期、小鹿が産まれてます。産まれたての小鹿はまだ親すら子供の匂いを覚えてません。お乳もすえません。ここで人間が鹿を触ってしまうと、親が子供を育てなくなり、せっかく産まれた命が死んでしまうのです。どうか、珍しいからと小鹿を追いかけたり触らないで下さい」と協力を求めた。この呼びかけは、英語、中国語、韓国語などにも訳され拡散、一連の投稿は3万件以上リツイートされている。


おなじく鹿で有名な奈良公園では、このような人と鹿のトラブルの防止策として、毎年4月から妊娠している母鹿を鹿苑で保護。子鹿が母鹿と一緒に行動できるようになる7月中旬まで人が触れられないようにしている。


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