定時で帰る新入社員を「アルバイトの延長線上」「トンデモ新入社員」 残業ありきで語る週刊誌コラムが炎上

2016年8月10日(水)14時51分 BIGLOBEニュース編集部

写真素材ぱくたそ(モデル:シマヅ)

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「なぜイマドキ新入社員は定時で即帰ってしまうのか」という見出しのダイヤモンドオンラインのコラムに批判や疑問の声が殺到し、炎上状態となっている。


コラムは、キャリアコンサルタントの櫻井樹吏氏が執筆したもの。定時になると即帰る新入社員の行動を上司世代は理解できないとし、なぜ定時で帰ってしまうのか、そもそも新入社員が定時で帰ってしまうのは悪いことなのか、について論じている。


新入社員が定時で帰ってしまう理由の1つは「所属意識の違い」にあるとし、新入社員の意識はアルバイトの延長線上であると説明。この上司世代と若者世代の意識の違いは、どこに居場所を求めているかの違いでもあり、新入社員の所属意識を高めるには、会社「も」居場所と思えるような仕事を与えていくことが必要としている。


しかし、定時で帰る社員を「アルバイトの延長線上」「トンデモ社員」とする表現や、所属意識を高めることで残業を推奨しているようにも取れる趣旨に、ネットでは批判や疑問の声が多くあがっている。


「定時で帰るのが普通じゃないの?残業してる人が偉いの?」
「イマドキなんて言ってる側は昭和の常識に縛られてるからそういう考え方になるんだろう」
「こんなんじゃ長時間労働是正なんて進むわけないわ」
「定時で帰るのがトンデモって感覚のままでは、ホワイトカラーの生産性向上は難しそう」
「会社がホームとなっており、家や家庭がアウェイになってるトンデモ中堅社員のほうが問題」
「業務時間内に仕事が終わらないのなら、それは管理職のマネジメントがクズなだけ」
「本当に残業が必要で、きちんと対価が払われる前提があっての話。帰属意識を引き合いに出すとかどんだけ無能なのか」
「私が新入社員の頃(約30年前)にも、同様のことがビジネス誌等で書かれていて、それがそのまま上司世代になってる訳だから、ずいぶん状況が変わってるはずなのだが」


一方、「仕事残ってるのに定時で帰るから叩かれてるんだろ」、「煽りタイトルの新人叩きかと思ったら、案外まともな内容だった件。上のマネジメントが大事なんだよな」と理解を示す声も寄せられている。

BIGLOBEニュース編集部 BIGLOBEニュース編集部RSS

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