「下着の色は白」は理不尽なブラック校則 下着店が検証「肌より薄い淡い色はよく透ける」

2018年8月24日(金)13時36分 BIGLOBEニュース編集部

画像提供:BODY FOCUS (@body_focus)さん

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明るい色の地毛の生徒に黒染めを要求するなど、学校に存在する理不尽な独自ルール「ブラック校則」が問題視されている。下着の色を指定するという校則に対し、ランジェリーショップの「BODY FOCUS」はどの色の下着が透けるのかを検証。白など肌よりも淡い色はより透けるとしている。


NPO法人などで構成する「ブラック校則をなくそう! プロジェクト」が今年2月に実施した調査によると、現在の10代で中学生時に下着の色を決められていた人は約16%。現在の年齢が上がるほど下着の色指定を体験した率が減るため、この校則は現在の流行りといえる。また、男性教員に下着をチェックされたという女性生徒の声も少なくないという。なお、下着の色指定をはじめ多様なファッションを抑制する理由は、教員の多忙化による一括管理化などが考えられるが、実態は不明だとしている。


ランジェリーショップ「BODY FOCUS」は、下着の色を指定する理由の一つとされている「透けないように」に対し、白色が本当に透けないのかを検証。検証方法は、人の肌色に近い封筒を下地に、左から白・ピンク・水色・ベージュ・赤・紺の生地を並べ、その上に白い布を被せて透け具合を確かめるというもの。色の濃い赤や紺の方が透けると思われがちだが、結果は逆。水色・ピンク・白の淡い色がより透けるという結果となった。「BODY FOCUS」は、「肌よりも薄い淡い色はとっても透けます。透けないようにが目的の校則であれば是非キャミなどインナーの着用をお勧めします」と提言している。


ベージュや赤の下着の方が白い服から透けにくいことに、ネットでは驚きや共感の声が多数。また、透けるかどうかは後から取ってつけた理由で「セクハラ目的、画一的な女性生徒イメージの強要。慣習・道徳と法律の混同」だと指摘する声や、透けていた生徒を見かけ学校に「生徒を晒し者にするのか?と、苦情の電話を入れたら、関係無い人は黙って下さい、と回答」されたといったコメントも寄せられ、大きな反響となっている。


下着店の検証

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