パクリは多摩美のお家芸?2015年卒業制作の優秀作品が有名画家いわさきちひろ氏の作品に酷似
2015年9月4日(金)11時59分 BIGLOBEニュース編集部
東京五輪エンブレムやエンブレム展開例、サントリーのトートバッグなど、様々な著作物の盗用疑惑が指摘されている佐野研二郎氏。その母校で自身も教鞭をとる多摩美術大学の今年の卒業制作にも「パクリ疑惑」が浮上した。
情報デザイン学科の「日常に潜む宗教性 〜コアな人たちのイメージ世界〜」と題された作品が、山田洋次監督で映画化もされた画家・絵本作家「いわさきちひろ」氏の作品に酷似していると指摘されている。
この作品へ担当教員は、「他者への関心が薄れ、かかわり合いが少なくなったこの社会に向けた批判として優れた作品である。」と、現在の状況を鑑みると皮肉にも取れるコメントを贈っている。素人から見れば模倣に見えるものでも多摩美術大学としてはインスパイアのうちなのだろうか。
多摩美術大学のサイトに掲載されている卒業制作
左:卒業制作の拡大、右:いわさきちひろ氏の作品
構図や色使いが酷似していると指摘されている。
左:卒業制作の拡大、右:いわさきちひろ氏の作品
こちらも同様に構図、色使いが酷似している。