過労死の電通社員、Twitterに悲痛な投稿残す 「1日20時間とか会社にいる」「本気で死んでしまいたい」

2016年10月12日(水)19時55分 BIGLOBEニュース編集部

画像は高橋さんのTwitter スクリーンショット

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電通の新入社員で過労の末に自殺した高橋まつりさん(当時24歳)が綴っていたTwitterに注目が集まっている。現在は非公開となっているが、過酷な労働状況や精神状態が赤裸々に綴られており、「社会の目にさらされ続けるべき」とTwitterユーザーらによって拡散されている。


高橋さんは当時住んでいた寮で昨年の12月25日に投身自殺をはかった。高橋さんの時間外労働は月100時間を超えたこともあり、労働基準監督署が過労死と認定した。Twitterには、「ツイッター、退職時に訴訟するための証拠として使ってるまである」との投稿があり、公開する前提で記していたことが伺える。


労働時間については、「土日も出勤しなければならないことがまた決定し、本気で死んでしまいたい」、「1日20時間とか会社にいるともはや何のために生きてるのか分からなくなって笑けてくるな」、深夜3時55分に「今から帰るんですけど、うけません?」と投稿するなど、長時間残業や土日出勤が常態化していたことを綴っている。上司からは、「君の残業時間の20時間は会社にとって無駄」「会議中眠そうな顔をするのは管理ができていない」「髪ボサボサ、目が充血したまま出勤するな」「今の業務量で辛いのはキャパがなさすぎる」との注意を受けたことも明かしている。


また、精神状態については、「眠りたい以外の感情を失った」、「どんなに夜遅く帰ってきても毎晩新しい猫の動画を探して1時間くらい見ないと眠りにつけない輪廻に堕ちてしまった新人OL23歳、心配事は来年6月からの住民税、毎月の楽しみは給料日に1人で行く築地の寿司です。以上となります。」、「毎日起きたくなくない?失踪したくない?」と辛い心境を吐露していた。


また、高橋さんは学生に向けて、「就活してる学生に伝えたいこととは、仕事は楽しい遊びやバイトと違って一生続く「労働」であり。合わなかった場合は精神や体力が毎日磨耗していく可能性があるということ。。」と自身の経験からアドバイスしていた。


BIGLOBEニュース編集部 BIGLOBEニュース編集部RSS

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