キン肉マンの「リキシマン」は自主規制 千代の富士は「ウルフマンでもよかったのに」 ゆでたまご氏が明かす
2016年8月1日(月)12時27分 BIGLOBEニュース編集部
元横綱・千代の富士の九重親方の訃報を受け、『キン肉マン』の作者・ゆでたまごの嶋田隆司氏が、千代の富士をモデルにした超人「ウルフマン」を巡る秘話をTwitterで明かした。
31日夜の投稿でゆでたまご嶋田氏は、「ウルフマンがアニメではリキシマンになったのは千代の富士関に気を使った自主規制だった」とアニメ版『キン肉マン』での改名の理由を明かした。その後、九重親方と会った際には、「ウルフマンでもよかったのに」と言われたことも明かし、「言葉が見に染みます」と偲んだ。
『キン肉マン』は、嶋田隆司氏と中井義則氏による漫画ユニット・ゆでたまごによる格闘漫画。1979年から1987年まで「週刊少年ジャンプ」で連載、1983年にTVアニメ化され、超人の消しゴム「キンケシ」もブームを巻き起こした。ウルフマンは、キン肉マンと同じく日本を代表する正義超人。連載当時人気だった千代の富士がモデルで、名前も千代の富士の愛称「ウルフ」から名づけられたが、アニメではリキシマンと改名された。キューブマンやスプリングマンらと死闘を繰り広げたほか、「夢の超人タッグ編」ではブロッケンJr.と「モースト・デンジャラスコンビ」を組んで活躍した。「グランドジャンプ」2015年1月17日号には、ウルフマンの引退式が描かれた。
ウルフマンがアニメではリキシマンになったのは千代の富士関に気を使った自主規制だったのですが後に親方にお会いしたときに「ウルフマンでもよかったのに」ていう言葉が見に染みます。
— ゆでたまご嶋田 (@yude_shimada) 2016年7月31日