今は亡くなっているかもしれない「手紙の送り主を捜して」 『BLEACH』の久保帯人、お礼言いたいと呼びかけ

2016年11月18日(金)11時8分 BIGLOBEニュース編集部

画像は久保帯人のTwitter スクリーンショット

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週刊少年ジャンプでの15年にわたる連載を終了した『BLEACH』の作者・久保帯人が、読者への感謝を綴った11ページの漫画『BLEACH連載終了から3ヶ月』をTwitterに投稿した。その中で、かつて受け取った差出人不明の手紙の「送り主を捜す手伝いをして頂けませんか」と協力を求めている。


投稿した漫画で久保は、読者に対して「ありがとうございます」と感謝。連載中、気持ちも体も折れそうな時に何度も力を貰った何万通もの手紙について、「僕の宝物」だと綴った。そして、連載10年目に身体を壊して「自分は漫画家失格だ」と落ち込み、「すぐに連載を終えるべきじゃないのか」と悩んでいた際に届いた、1通の手紙の存在を明かした。


名前も住所も書かれていないその手紙は、余命1年半と宣告された闘病中の男の子からのものだった。手紙には、男の子が辛い入院生活の中で『BLEACH』に出会えたことで、「次の巻が読みたくて入院してから初めて明日のことを考えるようになった」「自分の世界を変えてくれた」「自分に再び生きるチカラを与えてくれた」ことが綴られていた。そして、「僕が亡くなったらこの手紙を送ってと頼んだ」との言葉も記されていた。久保が手紙を受け取ったということは、男の子は既に亡くなっている可能性があるということになる。手紙の最後には、「どうか先生の思うままのBLEACHを最後まで描き切って下さい」、「ぼくはそれが読みたい」とのお願いが書かれていた。


久保は、漫画でこの手紙を紹介した後、続けて「彼へのお礼を言いたいのです」と、読者に対して手紙の送り主を捜す協力を依頼。Webの投稿フォームを公開し、情報提供を呼びかけている。


BIGLOBEニュース編集部 BIGLOBEニュース編集部RSS

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