まさに神の楽器!ヤマハの楽器とバイクのデザイナーが入れ替わって作ったプロトタイプがすごい!
2015年4月16日(木)14時36分 BIGLOBEニュース編集部
ヤマハは、3月12日から4月12日(現地時間)の期間、フランスのサンテティエンヌ市で開催された「第9回サンテティエンヌ国際デザインビエンナーレ2015(Biennale Internationale Design Saint-Etienne)」の中で、「project AH A MAY(プロジェクト アーメイ)」をテーマにしたドラム、マリンバ、バイク、自転車のプロトタイプを出展した。
これらのプロトタイプは、普段は楽器をデザインするヤマハとモーターサイクルなどのモビリティをデザインするヤマハ発動機のデザインチームが、入れ替わってデザインしたもの。
生産・商品化の制約に縛られることなく、それぞれの経験と自由な発想でデザインの提案が行われた結果、衝撃的にカッコいい楽器や乗り物が生み出されている。
楽器のプロトタイプとして生み出されたのは、ドラム「RAIJIN (GOD OF THE THUNDER)」とマリンバ「FUJIN(GOD OF THE WIND)」の2つで、エネルギーを増幅させる構造と生々しさにこだわったデザインだ。
ドラム「RAIJIN」は、球体となっており、その「RAIJIN」というネーミングのとおり、ドラムセットの中で暴れまわるようにアクロバティックに演奏することができる。演奏者を中心に噴出するエナジーや増幅する音世界を視覚化するデザインとなっている。
Designer : Design Center, Yamaha Motor Co., Ltd.
マリンバ「FUJIN」は、二人での演奏を想定してデザインされたもので、風が吹くように、鍵盤が演奏者を中心に回転する構造。お互いのスイングやギャップが生む偶発性をいかしたスリリングな演奏を楽しめるそうだ。
Designer : Design Center, Yamaha Motor Co., Ltd.
このほか乗り物のプロトタイプとして生み出された、バイクや自転車も発表されている。ライダーの目線から計器類を排除し、人と自然と乗り物の一体感を指したバイク「√ (Root)」や、ペダルを漕いで充電する自転車「0±0 (Zero plus/minus Zero)」なども新しい発見のある面白いデザインとなっている。
■√ (Root)
Designer: Jose Gonzalez (Design Laboratory, Yamaha Corporation)
■0±0 (Zero plus/minus Zero)
Designer: Kazuki Kashiwase (Design Laboratory, Yamaha Corporation)
(C)Yamaha Motor Co., Ltd.