ローソン、「じっくりコトコトコーンポタージュ」の販売一時中止 変色の事実を確認
2017年11月7日(火)11時2分 BIGLOBEニュース編集部
ローソンは、同社が販売した缶入りスープ「じっくりコトコト コーンポタージュ」が変色しているとの申し出を受け実施した調査結果を発表。同環境の商品数本に変色の事実が確認されたとして、販売を一時中止した。
缶入りスープの変色騒動は、コンビニエンスストアで購入した「じっくりコトコト コーンポタージュ」の味がおかしく、色も黒くなっていたという訴えが、Twitterに投稿されたことで明るみに。申告者によると、ひと口飲んだところ「ゲロの味」がしたという。確認のために中身を出したという画像では、本来は黄色いはずのスープとコーンがドス黒く変色していた。しかし、一連の画像の中に缶コーヒーが写り込んでいたことなどから、この投稿はデマではないかという指摘も多数寄せられ、波紋を広げていた。
ローソンはこの件について、発売元のポッカサッポロフード&ビバレッジと什器製造会社と合同で調査を実施。販売店舗の加温什器内に残っていた同環境の商品を検査したところ、商品数本に変色の事実を確認した。これまでも、過度な加温により食品中の糖分とアミノ酸などの化学反応よって褐色に変化する現象が確認されており、本件も加温による変化と判断したとしている。ポッカサッポロでは、販売店に対して「60℃以下及び2週間以内の加温」で販売するよう推奨していた。
また、当該店舗の加温什器に関する検査では、不具合は見られなかったが、何らかの原因で当該商品が高温または長期間加温されたものと推察。現時点では、原因の特定には至っていないため、今後も調査を進め原因究明に努めるとしている。なお、病原性菌の検査では、大腸菌群・大腸菌・黄色ブドウ球菌・セレウス菌の検出はなかった。
この結果を受けローソンは、当該商品の販売を一時中止。「皆様にご迷惑、ご不便をお掛けしていることを深くお詫び申し上げます」と謝罪している。