日大学長会見、謝罪は短く学生への配慮を強調… 「会見する意味なし」「まるで他人事」「内田前監督と同じ主張」など批判殺到

2018年5月25日(金)18時21分 BIGLOBEニュース編集部

画像はニコニコ生放送より

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日大アメリカンフットボール部による反則タックル問題で25日、同大学の大塚吉兵衛学長が記者会見を開き、反則行為や一連の対応について謝罪した。会見場には「もの申しに来たのよ!」と女性が乱入し、始まる前から大荒れ。さらに、日大学生への配慮を強く求めたことや反則指示に対する見解が内田前監督らと同様だったことなどから、ネットには批判や呆れる声が相次いでいる。


大塚学長は冒頭、「あってはならないような危険な行為で怪我をさせてしまった。私も責任を感じております。本当に謝っても謝りきれないようなこのような事態を招いたことを本当にお詫び申し上げたい」と謝罪。反則タックルを行った宮川泰介選手については、「記者会見の場に出させてしまった。大学として追い込んでしまったのではないかということに対しては、責任を痛感している」と述べた。宮川選手と内田前監督らとの発言に食い違いがある点については、世代間の理解が違うことも影響しているとして、「コミュニケーションが成立していなかったのではないかと感じている」とした。


会見は謝罪とお願いが目的とのことで、大塚学長は一番大事なこととして、「全教職員をあげて、所属している学生生徒諸君を援助してあげたいというところ。一日も早く学生の皆さんに安心感を与えたい」と発言。学生からは就職活動への不安の声も出ており、「失墜してしまった信頼回復に努めるとともに一刻も早く平常を取り戻せるようにしたい。学生への配慮をお願いしたい」と訴えた。また、「学生諸君に対する非難あるいは学校の雰囲気の妨げにならないようなご協力をお願いしたい」と配慮を呼びかけた。


大塚学長の会見は、謝罪を早々に切り上げ日大学生への配慮を強く求めたことや、反則タックルの指示に対し内田前監督らの主張と同様の見解を示したこと、教職員の声明など情報を把握していないことからネットでは批判や疑問の声が殺到。記者の質問に時折笑みを浮かべながら答える姿から他人事だと指摘する声もあがっている。
「関学に対する謝罪が少なすぎる」
「火のついた油に水をかけるような日大学長の会見」
「学長の言いたいことは、4年生の就活の不利にならないようにという身内主義だけ」
「何?この会見は日大関係者に対する連絡事項?」
「被害者謝罪とか、今後の調査とか全然話さんと今大学に非難が来てるのから在学生を守ってあげたいと思いますって言って私からは以上ですって。しかもめっちゃ上から目線」
「全然事件について把握してないし、職員からの要求文章に関してもまだ読んでませんって…!」
「ほんと他人事って感じだね。仕方なく会見してるって感じ。時間を割いて記者も来てるのに。そいういうの時間泥棒って言うんだよ」
「理事会だけは死守するという危機管理。大人の危機管理」


千葉市の熊谷俊人市長も、「日大学長の記者会見に絶句…。学内の状況も把握できないで記者会見する意味は無く、自らの意志なら危機管理能力が著しく欠如していますし、不本意ながらさせられているなら闇が深過ぎます。指示の有無は第三者機関や司法に委ねるとして、学生へのパワハラは明白で、速やかな対処が求められます」と苦言。続けて、「中立な立場で今回の事件を調査・検証し、その結果を踏まえた再発防止策を取ることによって謝罪は受け入れられるので、内田常務理事と同じ主張に立った学長はその資格を失い、あとは理事長が出なければ済まない形になってしまいました」と炎上する理由を説明した。

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