「猫バンバン」だけでは救えない猫の命 ボンネットを開けるなど目視確認を
2019年1月17日(木)17時26分 BIGLOBEニュース編集部
車のエンジンルームなどに入り込んで暖を取る猫を外に逃がすためには、ボンネット叩く「猫バンバン」が有効とされている。しかし、「猫バンバン」してもボンネットを開けると子猫がいた、という体験がTwitterに投稿され反響を呼んでいる。
車のエンジンをかける前に「猫バンバン」したTwitterユーザーのぽんさんはこの日、ボンネットを開けて中まで確認。すると、エンジンルームでは4匹の子猫が身を寄せ合っていた。子猫たちは、ボンネットを叩いたことに怯える様子もなく、急にボンネットが開いたことを不思議に思っているような表情。4匹のうち、奥の2匹は眠ったままで起きてすらいなかった。この後、子猫たちは無事に救出されたが、居心地が良かったのかまた中に戻ろうとしていたという。
この体験からぽんさんは、「正直に申し上げますと猫バンバンだけでは不十分です。面倒でも実際にボンネットを開けて確認しないと100%防ぐことは出来ません」と呼びかけ。Twitterでは、子猫の命が助かって良かったとの安堵の声や、「ウチの猫もエンジンルームから保護された仔です!母猫が中で産んでしまったのか5匹も」「友人がボンネットが騒がしいと開けてみたら丸焼きになってたそうです」といったコメントも寄せられ、大きな反響となっている。
JAFによると、昨年1月に猫が車に入り込んだことによるトラブルで出動した件数は19件。このうち、13件はエンジン始動後に異変に気付いたものだった。寒い時期は特に、エンジンルーム付近をやさしく叩く「猫バンバン」に加えて、ボンネットを開け目視で猫がいないか確認するようにしたい。
今の時期猫バンバンの重要性が叫ばれておりますが、正直に申し上げますと猫バンバンだけでは不十分です。
— ぽん (@LoliSo1839) 2019年1月15日
面倒でも実際にボンネットを開けて確認しないと100%防ぐことは出来ません。
猫バンバンした後の僕のロードスターのボンネットの中の写真。 pic.twitter.com/7DFDBDPpHP