ロシアのある町で50頭を超えるホッキョクグマが出没!非常事態宣言が発令される。

2月13日(水)14時30分 カラパイア

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 ロシアのある町で非常事態宣言が発令された。
 寒波が凄すぎた? 極悪な殺人犯が逃げた?
 
 違う、そうじゃない。

 50頭以上のホッキョクグマが出没し、住民が、おちおち外にも出られなくなってしまったのだ。

 ホッキョクグマの襲来に怯えているのは、3000人ほどが暮らすノバヤゼムリャ列島のベルーシャ・グバという町だ。

・50頭以上のホッキョクグマが町をウロウロ

 ロシア北西部、ノバヤゼムリャ列島アルハンゲリスク州にあるベルーシャ・グバの町では、昨年の12月から52頭のホッキョクグマがひんぱんに出没するように。

 攻撃的な振る舞いを示す個体もいるために、町には非常事態宣言まで発令されてしまった。

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image credit:The Siberian Times/twitter

 役所の人間は、「おちおち外にも出られません。生活はめちゃくちゃですよ」と語る。

 町中には常に6〜10頭のホッキョクグマがうろついており、人を襲ったり、住居やオフィスビルなどに侵入してしまうクマもいるという。


 中には軍の駐屯地にまで現れ、その施設に住み着いているクマもいるという。クマが住み着いた建物数百棟の取り壊し作業が行われているが、取り壊しに抵抗し、人を追いかけまわすアグレッシブな個体もいるという。

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image credit:The Siberian Times/twitter

・ホッキョクグマは絶滅危惧種。保護対象なので人間は逃げるしかない

 ホッキョクグマに包囲されてしまった町であるが、もし銃で撃とうものなら刑罰が科されることになる。ホッキョクグマは絶滅危惧種であり、法律によって保護されているからだ。

 役所によってモスクワの自然保護担当局にホッキョクグマへの銃の使用許可が申請されたが、にべもなく却下されてしまった。

 かわりに専門家のチームが現地に派遣され、クマに襲われにようにするためのアドバイスが与えられることになった。

 だが、地元当局は車や犬によるパトロールではほとんど効果がないと嘆く。ホッキョクグマは安心しきっており、まったく動じないのだそうだ。


・温暖化の影響でクマの生息域が変動

 そもそもこんな事態になってしまったのは、地球温暖化の影響によるものと見られている。北極の氷が溶け、そこで暮らしていたクマたちが陸地で餌を探す必要に迫られたからだ。

 ホッキョクグマもまた被害者なのである。

References:siberiantimes/ written by hiroching / edited by parumo

カラパイア

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