飼い主が認知症、餌を与え続けた結果16kgの巨大猫に。施設に引きとられ減量にチャレンジ(アメリカ)

2月15日(土)11時30分 カラパイア

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image credit:spcaofwakecounty/Instagram

 ペットの肥満は、慢性的な健康問題を引き起こすことになるため、飼い主が十分気を付けて体重管理をしてあげなければならない。

 しかし中には、意図せずそういう状況に陥ってしまうケースがある。

 アメリカのノースカロライナ州ウエイク郡の動物虐待防止協会に引き取られた猫のバズーカは、亡くなった飼い主が認知症だったことから餌を無意識に与えられ過ぎて、体重が16kgになってしまった。

 そこで、施設のスタッフや里親たちの指導の下、バズーカは減量にチャレンジすることになったようだ。

image credit:SPCA of Wake County/Facebook


・16kgの巨大猫、ダイエットはじめました

 1月14日、ウエイク郡動物虐待防止協会は、インスタグラムやFacebookで愛らしくて巨大な茶トラ猫、バズーカ(5歳)を紹介した。



今日、このビッグボーイが施設へとやってきました。今から減量プログラムにチャレンジするので、みなさん温かく見守ってやってくださいね!

 まんまると太った16kgのバズーカはとてもかわいいが、やはりこのままでは健康を害してしまう。そこで、SPCA(動物虐待防止協会)のスタッフがバズーカのダイエットを導入することに決めたのだ。

 バズーカを見たユーザーらの中には、猫をここまで肥満にさせた飼い主の無責任さを非難する声もあった。しかし、実はバズーカの飼い主は複雑な状況にあったようだ。


・バズーカの飼い主は認知症を患っていた

 SPCA施設に引き取られる前のバズーカは、高齢男性のもとで飼われていたという。しかし、その飼い主が認知症を患うようになり、バズーカに餌を与えたのかそうでないのかを覚えられなくなってしまった。

 男性は、バズーカをかわいがっていたのだろう。だからこそ、お腹を空かせてはかわいそうだと空のボウルを餌で満たし続けた。そして、バズーカは与えられた分だけ餌を食べ続けた結果、肥満になってしまったのだ。

 やがて飼い主が他界し、SPCAの管理下におかれたバズーカ。すぐに経験豊富なペットの里親であるミッシェル・バリーさんのもとに一時的に引き取られ、ミッシェルさんの自宅で正しい量の餌を与える減量プログラムを実行することになった。

 人間にとってそうであるように、猫にとっても体重を減らすことは容易ではない。しかしバズーカは、認知症になってしまった男性飼い主にとてもかわいがられていたようだと施設スタッフは話している。

猫のために、きっと飼い主はベストを尽くしていたのでしょう。バズーカは愛されていたのだと思います。

私たちは、施設にやって来た犬猫たちの背後にそれぞれどのようなストーリーがあるのかを全て知っているわけではありません。でも、様々な状況によりきちんとした飼育を続けられない人はいるので、偏見を持たないようにしています。


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image credit:spcaofwakecounty/Instagram

・バズーカ、新たな飼い主が見つかる

 SPCAのSNS紹介のおかげで、バズーカのことを知った多くのユーザーらから「引き取りたい」という申し出が相次いだ。バズーカには新しい飼い主が決まって、1月20日に施設から引っ越して行ったようだ。

 施設スタッフは、「バズーカには新しい家が決まりましたが、施設にはまだ他の犬猫たちが飼い主になってくれる人を待っています」と呼びかけ、今回のバズーカのストーリーが、ペットの体重管理の重要さを飼い主に改めて知ってもらえる注意喚起になれば、と話している。

References:The Western Journalなど / written by Scarlet / edited by parumo

カラパイア

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