全てはニャーゼのシナリオ通り?老人ホームに忍び込んだ野良猫、老人たちに猫かわいがりされ永久就職(アメリカ)

3月21日(火)11時30分 カラパイア

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 これまでも、施設や動物病院で自ら人を癒すお仕事をしている猫の話はお伝えしたかとおもうが、アメリカ・オハイオ州のクリーブランドの老人ホームでしっとりと受付の椅子を温めているこの猫の場合は、そのスタートラインがちょっと違う。

 オレオという名の野良猫は、ある日こっそりホームに不法侵入。人間が忍び込んだらこうはいかないが、そこは猫。お年寄りの大歓迎を受け、あっという間にマスコット猫の地位を獲得したのである。

 すべてはニャーゼのシナリオ通りなのかもしれない。

Meet Oreo, a rescue cat with a big job.

【不法侵入を決めたのに、入った瞬間から大歓迎】

 ある日のこと、この老人ホームの敷地に現れた小さな訪問者がいた。それは行く当てのない白と黒の柄をした野良猫で、何度かこの辺を散策するうちに、いつか忍び込んでやろうと決めたらしい。

 こっそりと忍び込んだ猫。追い出されるのを恐れつつ静かに様子をうかがっていた彼女だが、ところがどっこい!ホームのお年寄りたちは人なつっこい猫の登場に大喜び。あっという間に気に入られ、オレオという名前まで拝命することになった。

おとなしくて人なつっこいオレオさん
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image credit:Youtube

 拍子抜けするほど、すんなり迎えられたオレオさんだが、それはちょっとした幸運の後押しのせいもあった。

 実はこの施設はペット可で、入居者のほとんどがペットと暮らしているという動物ウエルカムな建物だったのだ。


【マスコット兼スタッフとして働きだしたオレオさん】

 てなことでオレオさんはふわふわの毛並みや愛らしい仕草でお年寄りを癒す愛され猫となり、老人ホームのマスコットとして、のんびり過ごす猫生を獲得した。

暖かいホームの中で気ままに暮らすこともできたのだが…
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image credit:St. Augustine Health Ministries

 しかし意外なことに、彼女はちやほやされるだけの暮らしに甘んじることはなかった。オレオさんは幼いながらも殊勝な心がけの猫だったらしく、自主的に住み込みスタッフとして働き始めたのだ。
 
「はい、ニャンでしょう?」毎日数時間は受付をするオレオさん
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image credit:St. Augustine Health Ministries

車いすを温めるという細やかな気配りも忘れない
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image credit:St. Augustine Health Ministries

 居候の身でご老人の好意に甘えてばかりはいられないと思ったものか、一宿一飯の恩義を感じたものか、公共スペースでせっせと働くオレオさんの姿にはスタッフも思わず笑顔。やっぱり彼女の大ファンになってしまった。

オレオさんLOVEすぎてプロマイド写真を持ち歩いているスタッフも!
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image credit:St. Augustine Health Ministries


【オレオさん効果で家庭的な施設に変化】

 また施設側は、共有スペースでスタッフのお手伝いをこなしながら人々に優しく接するオレオさんのおかげで、ホームの中にとても良い変化が起きていると語っている。

オレオがここで暮らすようになってからというもの、入居者のみなさんが彼女がいる所に顔を出しては一緒に働きぶりを見守るようになりました。彼女は私たちに笑いや癒しを提供するだけでなく、我が家にいる気分にさせてくれるんです


 なんと、今までこもり気味だったお年寄りたちがオレオさんをきっかけに交流の機会を持つようになり、ホームの中に家庭的な空気が生まれるようになったのだ。

時には待合所のベンチに座り、お年寄りの話し相手になることも
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image credit:St. Augustine Health Ministries

もちろんオフの時間はファンの方々のリクエストにも快く応じる
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image credit:Youtube

 さすらいの生活から一転、動物好きなお年寄りに暖かく迎えられたオレオさんは、まるで福猫のように幸せを運んでくれた。

 たとえ作戦通りだとしても、義理猫情に厚いオレオさん。良くしてもらった恩義はきっちりとはたしている。キュートな猫スタッフが常勤するこの老人ホームでは、今日も彼女を囲みつつ和やかに談笑するお年寄りの声が響いていることだろう。


via:lovemeowboredpanda・translated D/ edited by parumo

カラパイア

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