人懐っこすぎて使役犬には向いていない犬の為の里親縁組プログラムが開始される(アメリカ運輸保安局)

3月27日(水)11時30分 カラパイア

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 人間にも向き不向きの職業があるように、使役犬にも適性がある。警察犬失格になったガベルのように、人なつっこすぎて訓練をこなせず天職に就いた例もあったりする。

 アメリカの運輸保安局がそんな犬たちのために新たな飼い主の募集を始めた。

 人なつっこくて気立ての良い犬ではあるものの、養成訓練に向かず基準を満たせなかった彼らのために里親縁組プログラムを設けたのだ。
・訓練に向いてなかった犬の飼い主を募集

 TSA(米国運輸保安局)は、元気いっぱいで愛らしい犬たちの飼い主を求めている。

 その犬たちはほんわかした、人なつっこいタイプであり、使役犬の養成訓練をパスするタイプではなかったらしい。

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 そこでTSAは訓練センターの基準に届かず、はからずも落第になった犬たちのために養子縁組プログラムを用意した。


・犬種は4種。里親に望ましい条件は?

 申請では慎重な身元審査のほかにいくつかの条件を満たす必要がある。抜粋すると以下のような飼い主が望ましいという。

 ・今後6カ月先に引っ越しの予定がない
 ・完全に囲まれた庭がある
 ・しつけ、運動、適切な治療が可能
 ・犬に愛情を与えられる

 犬たちの年齢は主に2〜4歳で、予防接種ならびに不妊・去勢済み。

 犬種はジャーマンシェパード、ラブラドールレトリーバー、ジャーマン・ショートヘアード・ポインターおよびベルジアン・シェパード・ドッグ・マリノアの4種類だ。

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 彼らは非常に活発で、かなりの運動を要する。家庭用の追加のしつけも必要だ。また子どもや他の動物との面識がないため、環境に慣れるまで時間がかかる可能性もあるという。


・犬が待つテキサス州に2度以上訪問できる人

 すべての条件をクリアして承認された引き取り申請者は、少なくとも2度テキサス州サンアントニオを訪問することになる。1度目で犬と会い、2度目に迎えに行くからだ。また相性の確認で追加訪問もあり得る。

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 現地までの交通費などは出ないようだが、引き取りの費用は無料。引き取り決定後であろうと犬のみを輸送するのは不可。必ず新たな飼い主が犬を迎えに行き、家まで連れ帰らなければならない。

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 ちなみに今回引き取りが叶わなかった申請者も、品種、年齢、性別などの希望条件と一緒に里親待機リストに加えられるという。

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 上記の品種のような犬種であれば1年後にチャンスが巡ってくるかもしれないが、希望条件が多いと後回しにされるようだ。


・希望者殺到で受付中止!?追加申請も不可

 具体的な募集期間は不明だが、現地の犬好きには願ってもない機会だろう。

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 と思っていたら案の定、メディアで話題になったのもつかの間、すでに受付はストップ。待機リストが膨大になったため追加申請も受け付けていないという。

 政府が求める訓練にはドロップアウトしたものの、人なつっこくて愛すべきわんこをぜひとも我が家に!という応募者がたくさんいたみたいだ。

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 今回の募集ですべての犬に永遠の家が決まるかどうかはわからないが、今後は犬想いの飼い主の家庭でめいっぱい愛されて幸せに暮らせるといいのう。

References:pawsplanetなど /written by D/ edited by parumo

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