ペットショップで日本スピッツの子犬を購入したところ、しばらくたってキツネであることが判明(中国)

5月17日(木)11時30分 カラパイア

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 中国、山西省に住むワンさんという女性は、昨年の7月に、ペットショップから子犬を買った。代金は約2万円。日本スピッツの子犬だと説明された。

 しかし、この子犬、何だかおかしいのである。

 まずドッグフードを食べようとしない。それだけならまあ、好き嫌いとかの理由も考えられるが、この「子犬」の変わっている点はそれだけではなかった。スピッツなのに全然吠えない。毛皮もどんどん厚くなっていく。

 ワンさんは悩んだ挙句、動物園の専門家に相談してみた。

 すると果たして、衝撃の事実が判明したのである。

【何だかおかしな子犬】

 ワンさんが買ったのは、白い「日本スピッツの子犬」のはずだった。しかし、買ってから一月も経つころには、この「子犬」には奇妙な点が多く見受けられるようになったのだ。

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image credit: The Sun

 まず、決して吠えない。ワンさんは「子犬」に果物と鶏の胸肉、ドッグフードを与えていたが、ドッグフードは食べようとしない。

 見た目にも変化が起こった。毛皮がどんどん分厚くなってくる。さらに、尻尾が長くなり、顔が尖ってきたのである。

 そして、散歩に連れて出ると、行き会った犬が一様に怯えたのだった。「子犬」は人を咬んだりはしない穏やかな性格だったのだが。

 そこでワンさんは、「子犬」を地元の太原動物園に連れて行き、専門家にチェックしてもらうことにした。

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image credit: The Sun

【犬ではなくキツネだった!】

 検査の結果、案の定、犬ではなかった。

 太原動物園に勤める動物防疫の専門家の診断で、ワンさんのペットは犬ではなくキツネであると判断したのである。

 そのサイズからいって、家畜化されたキツネであるらしい。

 また、これから起こりうる変化としては、成長に伴って臭いが強くなっていくだろうとのことであった。

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image credit: The Sun

【キツネは動物園に寄贈することに】

 ワンさんは熟慮の末、キツネを動物園に寄贈することにした。その方がより良い環境で世話を受けられると判断したためだ。

 実際に、例えば必要とする栄養素だけをみても、キツネは犬とはかなり違うのである(関連記事)。

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image credit: The Sun

 キツネは、一ヶ月間の検疫期間の後、何事もなければキツネ舎に移される。ワンさんには、ペットが恋しくなったらいつでも会いに来てください、との申し出が動物園からあったそうだ。

 中国では人気の犬種の偽物がペットショップに出回ることがある。つい最近も、中国の富裕層に人気の秋田犬の偽物が偽の血統書をつけて販売されているということが明るみとなった。

 血統書なんかなくても、純血種じゃなくても犬は犬としてどの子もかわいいのだが、それをお金儲けの材料として使われるのは悲しいことだ。


Woman stunned after learning her £140 ‘puppy’ that never barked and hated dog food is

 ワンさんの家で過ごした当時のキツネを動画で見たい場合はこちらから

 犬好きならそのまま飼い続けることも可能だろうが、今回の場合はキツネだ。飼育もプロの知識がいるので動物園に引き渡したのは賢明だろう。

 動物は特に成長してみないとどうなるかわからない。かつて猫だと思って育ててみたらユキヒョウだったり、犬だと思って育ててみたらホッキョクギツネだったケースもある。

References: The Sun / YouTube など / written by K.Y.K. / edited by parumo

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