えっ、まさか生きていたの?決死の「死んだふり」でまんまとライオンから逃れたリカオン

5月19日(日)21時30分 カラパイア

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 アフリカのサバンナといえば、百獣の王ライオンがしろしめす野生の王国である。弱肉強食の野生の世界では、毎日が食うか食われるか。今日のハンターが明日の獲物になっても、ちっともおかしくない世界なのだ。

 そんなサバンナでプレデターの一員であるリカオンが、ライオンに襲われるという事件があった。これだけならサバンナの日常なんだけど、それを「事件」たらしめたのはリカオンの驚くべき行動だったんだ。


Wild Dog Plays Dead To Escape Lion

 事件はジンバブエのワンゲ国立公園で起こった。サファリツアーの参加者たちが見守る中、狩りを終えてくつろいでいたリカオンの群れが、今度はライオンに襲われたのだ。

 ライオンの素早い攻撃に、1匹のリカオンが捕らえられてしまった。ぐったりとして動かないリカオン。もはやその命は尽きたかに見える。

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 リカオンをくわえて歩き回るライオン。リカオンはピクリとも動かない。
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 このままライオンの餌食になってしまうのか。
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 と、ツアーの誰もが思ったその時、もう1匹のリカオンがライオンの前を駆け抜けた。思わず獲物を放り出して、そちらを追いかけるライオン。

 その時である。さっきまでライオンにくわえられていたリカオンが、パッと起き上がると脱兎のごとく駆けだしたではないか!

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 ツアー客の間からは、安堵の声が漏れる。ありのままの野生の世界を目にするのがサファリの醍醐味とは言え、目の前で失われかけた命が助かったことに、メンバーは素直に喜んだのだ。

 ところで今回生き延びたリカオンは、ノッチという名前のオスなんだそう。群れを率いるボス的な立場にいるオスで、なんと現在パートナーが妊娠中なんだって。

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 現地のガイドさんによると、この事件から2週間後、ノッチともう1匹のリカオンはケガもなく元気でいることが確認されたとのことだ。

 リカオンは社会性の強い動物である。もしかするともう1匹は命がけでオトリになって、ノッチを助けたのかもしれないね。

written by ruichan

※この記事はカラパイアの姉妹サイトマランダーから転送したものです。マランダーで前日一番人気の高かった記事を、後日カラパイアの紙面上で紹介しています。

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