猫とハリネズミ、人気の動物をダブルで愛でられるカフェに行ってみた!

6月8日(金)19時0分 ねとらぼ

チェリッシュ

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 阪急高槻市駅(大阪府高槻市)から徒歩1分。商店街の入り口付近というにぎやかな場所にある「猫とハリネズミのCafeチェリッシュ」。2018年5月20日にオープンした、まだ新しいカフェだ。猫カフェは珍しくなく、ハリネズミカフェも時々見聞きするが、猫とハリネズミのカフェはあまり例がない。
 早速ビル3階の店の中に入ってみると、店内中央にはケージがありハリネズミが眠っている。ケージの周りでは猫たちがご飯を食べたり、お客さんと遊んだり、窓の外を眺めたりしていた。店内には成猫7匹、子猫5匹、ハリネズミ6匹がいるという。珍しい形態の動物カフェについて、オーナーの田中さんに聞いてみた。
●はじめは猫だけのカフェになるはずだったが……
 「当初は猫を殺処分から救い、里親を探すための猫だけのカフェにするつもりでした」というオーナーの田中さん。しかし出店に協力してくれた人からの提案を参考に、今の形にしたとのこと。「猫に限らず動物が好きで、命あるものを大切にしたいという気持ちがあります」(田中さん)
 最初はハリネズミについて詳しくなかったので、勉強しながら手探りでの飼育だった。「暑さ・寒さに弱いので特に温度管理には気をつけています。それから、できるだけ人にならすにはどうしたらいいのか考えて、例えばご飯を食べる時間など、ハリネズミが活動的になる時間に、スタッフのにおいをかがせるなど工夫しました」と田中さんは語る。また、小動物看護師のスタッフもお店には在籍しているという。
 嗅覚が鋭いというハリネズミの特徴を利用して、人間への警戒心を薄れさせて行った結果、最初は警戒して隅っこで丸まったまま動かなかったり、「シューシュー」と鳴き威かくしたりしていたハリネズミたちも、今ではのびのびと動き回っている。
●仲良くできる?
 ところでチェリッシュでは猫とハリネズミが同じ室内で過ごしている。ケンカしたり、ハリネズミが攻撃されたりということはないのだろうか。「大人の猫はハリネズミに興味を持つことはほぼありません。常にスタッフが様子見ていて、少しずつならしています。今ではハリネズミを枕に子猫が寝ていることもあるくらいです」(田中さん)
 またハリネズミ同士も仲が良いわけではない。田中さんによると「ハリネズミも1匹1匹性格が違うんです。暗いところや暖かいところを好む習性があり、限られた場所に集まりがちになるのですが、かまわれたくない、1匹でいたいハリネズミもいるので、そうするとケンカになることもあります」という。
 ケンカと言っても「シューシュー」鳴いて、威かくし合う程度。すぐに止めに入るのではなく、ハリネズミ同士で解決できるようしばらく様子を見守るそうだ。
 「強くかみ付きあって、耳や足にケガをするような事態になりそうなら止めますが。人間みたいに相手が大けがをするまでとことんやり合うということはありませんので、今のところ割って入らないといけない程のケンカは起こってないですね」(田中さん)
●動物たちと仲良く遊ぶために大切なこと
 チェリッシュでは「猫を追いかけたり、無理に触ったりしないでください」「写真撮影はOKですが、フラッシュは厳禁です」と、安全に遊ぶためのいくつかのルールがある。また、チェリッシュにいる猫たちはほとんどが元野良猫。野良時代、つらい思いをしたのではないかというような猫もいるよう。
 「猫は少しずつ人間に慣れてきているとはいえ、大きな音や急な動きを怖がります。もちろん、お店なのでお客さんに楽しんでもらうのは当然なんですが、猫にとって良い環境だということも大切にしていきたいと思っています」(田中さん)
 また、猫にも1匹1匹性格があって、同じ状況で捨てられていた猫でも、お客さんに懐いてお腹を出す猫もいれば、隅っこで隠れている猫もいる。田中さんは、まずは仲間の猫同士で仲良く、それから段階を経てゆっくり人間に馴れてほしいと考えている。
 また、ハリネズミは大人しく臆病な動物なのだが、針やかみ付きには注意が必要。「機嫌がいいと触ることができますが、触れ合うときはスタッフに一度お声かけください。グローブをつけないといけないのと、針が刺さったり、かみついたりという可能性もあるので」と田中さんは説明する。
 田中さんやスタッフは5月1日のプレオープン前から、猫やハリネズミが少しずつ人間と落ち着いて過ごせるよう工夫を重ねてきた。しかし、動物には個体差があるから、店にいる全ての猫やハリネズミが人懐こいわけではない。また予想ができないことが起こる可能性もあるので、ルールで禁止されてなくても気になることや、やってみたいことがあれば店内のスタッフに聞くと確実だろう。
●猫の里親探しも予定
 チェリッシュでは猫の里親探しもしている。譲渡の流れとしては、まず、お店で猫との相性を確認する。次に、里親志望の人の自宅で、一定期間過ごすトライアルを行う。猫の里親になりたいという人は既に猫を飼っていることもあるので、先住猫とうまくいくかなどを見るためだ。それらがクリアできたら、譲渡契約の書類で終生の飼育を約束してもらい、譲渡となる。ただ、お店はオープンしたてでまだ譲渡の実績はなく、あくまで予定とのこと。
 チェリッシュには動物が好きな人、また、好きだけどペット禁止のマンションに住んでいて飼えない人が遊びに来るという。「猫やハリネズミと触れ合える憩いの場、そして動物好きな人同士の交流の場にしていきたい。そして、お客さんには、触れ合いを楽しむと同時に、殺処分されている動物がいることも知っておいてほしい」(田中さん)
 猫とハリネズミのCafeチェリッシュは、田中さんの動物に対する思いがいっぱい詰まっていた。

ねとらぼ

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