心疾患の犬が良く食べていた16ブランドのドッグフードが公表される(アメリカ食品医薬品局:FDA)

7月3日(水)16時30分 カラパイア

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Chalabala/iStock

 アメリカ食品医薬品局(FDA)は、アメリカ国内で販売されている、犬の心疾患との関連するかもしれないドッグフードのブランドを公表した。

 この調査は1年間に渡って行われ、およそ500件の拡張型心筋症を患った犬が一番食べていた16社のドッグフードを公表したという。ただしその因果関係はまだ特定されていない。
・大型犬に多いイヌ拡張型心筋症

 イヌ拡張型心筋症は心臓の筋肉に影響する病気で、なかなか治療効果が得られず、予後が悪い深刻な症状だ。根本的な原因は不明だが、遺伝病だと考えられている。

 特に発症しやすいのは大型犬で、ゴールデン・レトリバー、ラブラドール・レトリバー、グレート・デーン、ピットブルといった犬種によく見られる。メスよりはオスの方が発症しやすく、典型的には3歳から7歳のワンちゃんに多い。

 また、症状は犬種によっても異なるようだ。こちらのサイトが参考になるだろう。

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YakobchukOlena/iStock

・拡張型心筋症に多かったドックフード

  FDAが発表した、拡張型心筋症の犬が食べていたドッグフードで一番多かったのは以下の通りとなる(カッコ内は症状の件数)。

 なお、ほぼすべての犬はドライのままで食べていたそうだ。 

1. アカナ(67件)
2. ジグネチャー(64)
3. テイスト・オブ・ザ・ワイルド(53)
4. 4ヘルス(32)
5. アースボーン・ホリスティック(32)
6. ブルー・バッファロー(31)
7. ネイチャーズ・ドメイン(29)
8. フロム(24)
9. メリック(16)
10. カリフォルニア・ナチュラル(15)
11. ナチュラル・バランス(15)
12. オリジン(12)
13. ネイチャーズ・バラエティ(11)
14. ニュートリ・ソース(10)
15. ニュートロ(10)
16. レイチェル・レイ・ニュートリッシュ(10)


・ただし因果関係は不明

 結構、高級な部類のドッグフードがランクインしているところが意外である。残念ながら1位になってしまったアカナは、日本でもドッグフードにこだわる人なら一度は耳したことがあるブランドだ。

 ただし早合点しないで欲しいのは、FDAがこれらのドッグフードを食べると拡張型心筋症になると言っているわけではないということだ。

 たまたま食べている犬が多かったという可能性もある。なにせ遺伝病っていうくらいだから、フードはもしかしたら無関係ってこともありうる。

 なので、ここで挙げられたドッグフードは、拡張型心筋症を起こした犬が良く食べていたというだけで、そこに因果関係があるというわけではなさそうだ。

 何を食べても長生きする個体もいれば、良い餌を食べさせていても弱い個体もある。人間と一緒だ。

 FDAは今後も引き続き調査を続け、適宜情報を更新するそうなので、気になる人はこまめにチェックしてみるといいかもしれない。

References:FDA issues third status report on investigation into potential connection between certain diets and cases of canine heart disease | FDA/ written by hiroching / edited by parumo

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