溺死寸前で救われた子猫はとても小さくて灰色でネズミのようだったが、美しい黒猫に大変身(ニュージーランド)

7月27日(土)11時30分 カラパイア

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 黒白のハチワレから雪景色のような毛になるなど少しずつ毛色が変化する猫もいれば、ある時期を境に色がすっかり変わってしまう猫もいる。

 ニュージーランドに暮らす猫のブルースは、生まれた時はグレーの毛並みを持っていた。

 だが、生後まもなく溺死しそうなところを救われ、病を乗り越えて健康になったころ、その外見に衝撃的な変化が起きた。

 灰色の毛の下から美しい黒い毛が現れ、青かった目は緑がかった金色に変化。ネズミと見まごうほどだったブルースがまさかの変身を遂げたのだ。
・ずぶ濡れで泳いでいたネズミみたいな子猫

 ニュージーランドのオークランド出身の作家であるキャスリン・ヴァン・ビークさんとブルースの出会いは4年ほど前のことだ。

 暴風雨の中を歩いていたビークさんは、水の溢れた道路脇で必死に泳いでいる小さな生き物を発見する。

 それは一見ネズミに見えたという。だけどよく見たら、ずぶ濡れでおぼれそうになっていた灰色の子猫だった。

拾われた頃のブルース


 早く助けなきゃ!彼女は大急ぎで子猫に駆け寄り抱き上げた。さらによく見るとまだへその緒がついている。本当に生まれて間もないのだ。
 
 だが悲しいことに、彼を産んだはずの母猫の姿はどこにも見当たらなかった。


・どうみてもネズミ色。猫っぽくないブルース

 ビークさんはびしょ濡れの子猫を連れ帰ってブルースと名付けた。彼の青い目は幼い猫にはよくある特徴だったが、やはり気になるのは変わった毛色だった。


 「当時は本当に猫なの?と思ったぐらいです。今と違ってとてもネズミっぽい色だったから」

 だがのちにその毛に異変が起こる。


・えええ?回復したらグレーの毛が黒に!

 生まれたての子猫の育児が初めてだったビークさんは、幼い猫の死亡率がとても高いことを知らなかった。

 彼女はブルースを救うためにいろいろ調べ、精一杯努力した。24時間体制の看護計画を立てて栄養を補給し、仕事の時はベビーシッターにお世話を頼んだ。

 もちろん獣医のところにも何度も通った。それはとても大変なことだったがビークさんはブルースを絶対に元気にすると誓っていた。
 
 すると6週間後、ブルースがようやく回復の兆しを見せた。大喜びしたビークさん。と、そこで初めて彼の毛の変化に気づいた。



 灰色だった毛並みがどんどん暗くなって完全に黒くなり、青かった目が緑を帯びてきたのだ。


・フィーバーコートで変身?黒猫になったブルース

 それからまもなくビークさんはこの変化の原因はフィーバーコート(fever coat)かもしれないと思い始めた。

 それは高熱が出ていたりストレスがある母猫から生まれた子猫にみられるという。

 こうした子猫は赤ちゃんのうちはグレーや赤みを帯びた毛、またはクリーム色の毛をまとっているが、それは一時的なもので徐々に毛替わりする。
 
 一方、ビークさんの驚きをよそに黒猫になったブルースはあたりを跳び回るようになり、心配していた彼女も本当に元気になったんだと感激したそうだ。


 目を見張るような彼の変化にインスピレーションを受けたビークさんは「Bruce Finds a Home」というタイトルの絵本も書き上げたという。
 


 「当初のブルースはひっきりなしに哺乳瓶で栄養をあげないと生きられない小さな生物でした。でも今は大きく育っていたずら好きで丈夫な猫になりました」

 
 子どもの頃とはうって変わってたくましくなったブルース。九死に一生を得て大変身した黒猫ブルースは、これからもビークさんの愛情をめいっぱい受けながら元気に過ごしていくことだろう。

written by D/ edited by parumo

カラパイア

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