我が子を失った母猫に、孤児となった子猫を引き合わせたところ、鳴き声を聞いた瞬間母性が溢れる(アメリカ)

8月3日(月)11時30分 カラパイア

子猫の鳴き声で母猫の母性が溢れだした瞬間
子猫の鳴き声で母猫の母性が溢れだした瞬間 image credit:our_fosterkitties/Instagram

 アメリカのネバダ州にある動物虐待防止協会(SPCA)に運ばれてきた妊娠中の猫は、不幸にも生まれたばかりの子猫を全て失ってしまった。
 母猫自身感染症にかかり、子猫も肺炎を患い、免疫力がとても弱くなっていたことから、治療を施すも回復することができなかったという。
 我が子を失い、母猫が深い悲しみに暮れているように感じたボランティアの女性は、SPCAの施設から孤児となった1匹の子猫を預かることに。
 すると、その子猫の鳴き声を聞きつけた母猫は、母性を露わにして甲斐甲斐しく世話をし始めたのだ。2匹は現在、本当の親子のようにしっかりと深い絆を育んでいるという。
・保護された妊娠中のメス猫、子猫を失う
 ネバダ州ラスベガスで、SPCA(米動物虐待防止協会)のボランティアをしているキャシー・スタンキヴィッチさんは、今年6月、SPCAに運ばれてきた妊娠中の猫“ミスティー”の仮里親になり、自宅へ引き取った。
 その数日後、数匹の子猫が生まれたが、母猫は上気道感染症に罹ってしまい、子猫も肺炎を患い免疫力がとても弱かった。
 獣医院のもと懸命の治療が施され、ミスティーの健康状態はなんとか回復したものの、子猫たちは生き伸びることができなかった。

 生まれたばかりの我が子を失い、ミスティーが大きな悲しみを感じていると悟ったキャシーさんは、すぐにSPCAに出向き、孤児のオスの子猫を連れ帰った。ミスティーが子猫をとても恋しがっていると思ったからだ。
 
・子猫の鳴き声を聞いた瞬間、ミスティーは走り寄った
 その孤児の子猫は、体重がわずか85グラムでとても小さかったが、元気に鳴き声をあげ続けていた。
 キャシーさんが家に連れ帰ると、その鳴き声を聞きつけたミスティーはすぐに走り寄り、子猫の傍へやって来ると、真っ先に子猫のお世話を始めた。

ミスティーは、母親としてもう一度子猫の世話をすることを、とても喜んでいるようでした。

 キャシーさんの言う通り、ミスティーは悲しみと絶望を捨て、今目の前にいる生きた子猫を愛することに決めたようだ。
 子猫自身も新しい母親を得て、最初は鳴いてばかりいたがやがて落ち着き、ミスティーの腹部を探るような仕草をしたという。

 するとミスティーは、やさしく子猫を抱き寄せ、いたわるように子育てをし始めた。

我が子を失い、暗く悲しい1週間を迎えていたミスティーにとって、この子猫は一筋の光のような存在になったのです。その意味を込めて、サニーと名付けました。(キャシーさん)


・本当の親子のように深い絆を育む2匹
 以降、ミスティーとサニーは、互いに離れられない存在となった。
 本物の親子のように、2匹はいつも一緒だそうだ。サニーの子育てに熱中するあまり、餌を食べるのも忘れてしまうミスティーのために、キャシーさんは水と一緒に傍まで運んであげるのだという。
 ミスティーは、サニーが安全で、清潔に暖かい場所で愛されていることを確認するため、まさに24時間フル稼働で母親業にいそしんでいるようだ。
 サニーが初めて目を開け、新しい母親と初対面した時、ミスティーはやさしくサニーの顔を舐めて愛情を注いだ。
 ミスティーのかいがいしい世話のおかげで、1週間後のサニーの体重は150グラムに増え、現在もすくすく元気に成長中だ。
 互いの存在を必要としていることをまるで知っているかのように、ミスティーとサニーは絆をしっかりと育み続けている。

 なお、ミスティーとサニーの様子は、インスタグラムのアカウント「our_fosterkitties」で見ることができる。
written by Scarlet / edited by parumo

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