モンキードッグは猿から人を守る犬!適した種類から訓練の費用まで

8月11日(土)15時30分 わんちゃんホンポ


モンキードッグとは猿害対策の犬

走る犬


「モンキードッグ」とは読んで字のごとく「猿」「犬」ですね。まるでことわざを絵にかいたような「モンキードッグ」。これはどういう意味なのかご説明いたします。


農業地域に猿がおりてきて、農作物への被害が増えて困っているというニュースを一度は見たことあると思います。この被害は数億円なもなり、被害農家の方たちは対策を考えていました。


そのとき、被害農家の飼い犬が猿を見つけて吠えていたら、猿が逃げていったということを聞いたことから、農家の人たちの声を参考に検討を重ねてモンキードッグ事業が開始されたそうです。そして2005年に長野県内で訓練を開始したのがきっかけでモンキードッグは誕生し、全国に広がりました。


鳥獣害対策の中でも、これまで学習能力の高い「猿」は、農家の方々の天敵といえる存在で、群れで畑にやってきては作物の美味しいところだけを食べて、食べかすは放置。電気柵やネットなどの仕掛けも、すぐに突破される。困った動物だったのです。その被害を減らし頑張っているのが「モンキードッグ」です。


モンキードッグに適した犬種

柴犬


モンキードッグに適した犬種は特にありません。ですが小型犬よりは中型犬や大型犬の方が体格がよいのでふさわしいです。そしてモンキードッグは野山を走り回るので、運動神経がよく脚が長く、指示をする人間に忠実な犬が適しています。


モンキードッグは、「猿」を追い払わなくてはならないので、性格としては「勇敢」「活発」な子が適しているといえますね。


モンキードッグの訓練と費用

訓練を受ける犬


モンキードッグはどの犬でもできるお仕事ではありません。ではどのようにして「モンキードッグ」は誕生するのでしょうか。


まずは、モンキードッグを導入するにあたり、各市区町村の鳥獣被害相談センターなどと相談し計画をします。そして、モンキードッグの利用を希望する飼い主さんを対象とした説明会を実施し、訓練士による犬の適性確認を行った上で、飼い主から訓練参加の意向を確認します。


その後、追い払い活動を安全に行うためにモンキードッグの養成訓練、服従訓練を行います。訓練成果測定テストに合格した犬のみが、モンキードッグとして認定されお仕事ができるのです。


モンキードッグ訓練の費用は市区町村によって様々ですが、犬の訓練所へ委託(警察犬訓練所や民間訓練所など)する場合は、約3万〜10万円/1か月。飼い主さんによるモンキードッグの訓練(犬の訓練士を派遣)をする場合は2万円〜5万円/1か月ほどかかります。


モンキードッグを訓練士さんへ委託した方が短い時間で訓練が終了しますが、飼い主さんと離ればなれの生活を数か月間送らなくてはならないです。


モンキードッグの効果と成果

猿と犬


モンキードッグを取り入れた自治体によると、モンキードッグを導入して数か月で周辺地域への「猿」の出没が少なくなり、農作物被害も軽減されたといいます。


ですが、これは日々、モンキードッグの飼い主さんが散歩をしながらパトロールをして、努力を続けているからです。「猿」は、とても学習能力の高い動物のため、モンキードッグがいない地域へ出没場所を変えてしまうのが課題かと思います。


まとめ

犬と人


モンキードッグはどんな犬でもできるお仕事ではありません。「猿」の被害が多数あっても導入するには、大変な努力と費用がかかります。そしてですが、モンキードッグを取り入れた地域の、農作物の被害は確実に減り、「猿」自体の出没も少なくなっております。


これからもモンキードッグは日々、課題はでてきますが、農家の方たちと頑張ってお仕事をしてくれているモンキードッグのおかげで、私たちは美味しい農作物を食べることができているんですね。


みなさんも、モンキードッグとして活躍する犬について少しでもよいので、今回この記事を読んで興味を持ち、知っていただけたら嬉しいです。



わんちゃんホンポ

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