動物が人間を救うシリーズ。火事から家族を救ったクロネコのルナ(アメリカ)

8月13日(日)11時30分 カラパイア

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 人間よりも感覚が鋭敏なペットが、飼い主にピンチを知らせて命を救うエピソードはこれまでもいくつかとりあげているが、またしてもペットのおかげで九死に一生を得た人間たちがいる。

 今月、アメリカで奥さんと6人の子どもと2匹のペットたち全員を火災から救った飼い猫がいた。その猫の名はルナという。

 彼女は早朝、寝ている家族を猫なりの手段で懸命に起こし、彼らに火の手が迫っていることを知らせたのだ。

【大所帯にやってきた黒猫のルナ】

 ルナはアメリカのサウスカロライナ州のチャペル・ルート家の一員として暮らしているメスの黒猫だ。

 一家には他にサンシャインという先住犬がいる。
 だが猫を飼うのはこれが初めて。ルナが最初の猫だった。



 奥さんのエミリーさんにとって、ルナは予想外の家族だった。彼女は初め猫を飼う気はなかったが、6人の子どもたちと夫のジェリコの熱意に根負けしてルナを引き取ることにしたのだ。

 それでもしばらくするとエミリーさんもルナを気に入り、その後はスターという幼い黒猫も迎えた。2人の大人と6人の子どもたち、1匹の犬と2匹の猫。家族の数は合計11と、サッカーチームができるくらいの大所帯となった。

 だがもしあの時、エミリーさんがルナを飼うのを反対し続けていたら、一家は火事に巻き込まれ、家族の数は極端に減っていたかもしれない。


【早く起きて!必死で火事を知らせていたルナ】

 ルナはもともと外が好きな猫で、家族が寝ている間に帰宅して「朝になったよ〜」と足にじゃれて起こし、ゲットした戦利品を自慢げに披露する猫だった。

 それは8月1日の早朝のことだ。ルナが就寝中のエミリーさんのところにやってきて、足にじゃれつきはじめた。

 だが一見いつもと変わらない彼女の行動には、緊急避難をうながすメッセージが込められていたのだ。

 「彼女はいつもと違ってかなりしつこくって、"起きて!"と言っているみたいでした」

 最初はまたハントしてきた獲物を見せに来たとばかり思っていたエミリーさんだったが、あまりに執拗なルナに負けて起きることにした。だが目が覚めると家の中がおかしいことに気がついた。

 「そして寝室から廊下に出ると、もうドアの周りが炎に包まれてて、その火がキッチンに向かってのびていることに気づいたんです」

 火事だ!!一気に目が覚めたエミリーさんは大あわてで居間に走り、前夜のパジャマパーティで盛り上がってぐっすり寝ていた6人の子どもたちを起こした。その年齢は7カ月から10歳までと幅広かったが、全員を外に避難させた。もちろん動物たちも。

 一方、夫のジェリコさんはその時不在だった。ちょうど夜勤を終えて車で帰宅中だったため、後になって火事のことを知ったという。


【おかげで全員助かった!お手柄のルナに感謝】

 その後、炎はさらに彼らの家を包み込んだが、ルナを含めた全員が助かった。それもすべてルナのおかげだ。

7カ月の赤ちゃんとサンシャインやスターもみんな無事だった。


 「もしルナが起こしてくれなかったら、私たちは無事でいられなかったかもしれません。私は心の底から彼女に感謝しています。ルナが私の足をひっかいて噛んでくれたおかげで、みんなが避難できたんです」

 火事は鎮火したものの、彼らの家は内部が黒焦げになり、持ち物もほとんど全部焼失した。だが、一家はこれだけ大きな火災が起きたにもかかわらず、誰一人逃げ遅れずに無事助かったことを喜んでいる。

火事で焼けたチャペル・ルート家の様子
What is left after the fire

 いち早く火事に気がつき、エミリーさんの足をひっかき続けたルナ。彼女は家族の命の恩猫として称えられており、その勇敢な行動のご褒美として、今後しばらくは豪華なごちそうをいただくことになったという。


via:littlethings / people / facebookyoutubeなど / translated by D/ edited by parumo

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