その場で餌を食べようとせず、ビニール袋に入れたエサだけを持ち帰る野良猫。そこには我が子を思う母猫の愛が。

10月6日(日)11時30分 カラパイア

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 例え自分がどうなろうとも、我が子を守りたいという強い思い。それを貫き続ける固い意志。我々人間は、無償の愛の形を動物から教えられてハッとする。

 野良猫を世話している保護団体のスタッフは、一匹の野良猫の風変わりな行動に気付いた。

 その猫は、皿の上にエサをのせて与えられても見向きもせず、ビニール袋に入れられたエサだけを貰うと、どこかへと去って行くのだ。

 毎回、野良猫たちの餌場にきては同じ行動を繰り返す。決してそこにあるエサを食べようとはしないその猫を不思議に思ったスタッフは、こっそり後をつけてみることにした。

 すると...その行動にはちゃんと理由があったのだ。

A Heartwarming Tale Of This Mother Cat Always Carrying A Bag Of Food

・ビニール袋に入ったエサのみを受け取る野良猫

 野良猫の保護活動を行っている韓国の団体は、地域の野良猫たちを一旦捕獲して、健康診断、ワクチン接種や避妊手術などを行い、望まれない繁殖による不幸な猫を減らすTNR活動や、保護した猫の里親を探すなどの活動を行っている。

 ある場所で、団体スタッフが見守る中、野良猫たちにエサが与えられていた。多くの猫たちは、皿にのったエサを逃げることなく食べている。

 しかし、ドンスクと名付けられた一匹の猫だけは違った。皿にのせたエサを全く食べようとしないのだ。

 そこでスタッフがビニール袋にエサを入れてやると、それをどこかへと持ち運んで行った。その後毎回ドンスクはそうするようになったという。

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 スタッフは、試しに他の猫たちにもビニール袋に入れたエサを与えてみたが、ドンスク以外は袋に入ったエサにまったく興味をしめさないし、袋を開けて食べようともしない。

 スタッフの1人は、これまで5年間野良猫たちにエサを与え続けてきたが、ドンスクのような猫は初めてだという。

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・袋に入ったエサを猫はどこへ運んで行ったの?

 スタッフたちは、ドンスクが毎回どこへエサを運んでいるのか気になり、ある日こっそりと後をつけてみた。

 ドンスクは、エサの入った袋を口にくわえ、道路を横切って路地に入り、ある場所までやって来た。ドンスクは誰かを待っているように見えた。

 その時!ドンスクと同じ毛色の一匹の子猫が現れた。

 ドンスクは自分の子猫にご飯を与えるために、毎回袋入りのエサをここまで持ち帰っていたのだ。

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・ドンスクと子猫、スタッフに保護される

 ドンスクを知っている人の話によると、ドンスクは数か月前にある建物の地下で5匹の子猫を産んだが、そのうち4匹は予期せぬ事故で亡くなってしまったという。

 4匹の子供を失うという辛い経験をした後、残されたたった一匹の我が子だけはなんとしても大切に育てていかなければならないという気持ちがあったのか、ドンスクは子猫に毎回エサを運んで懸命に世話しているようだった。

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 子猫と一緒にいるドンスクを見た保護団体のスタッフは、より安全な場所へ親子を移してやろうとドンスクと子猫を保護。

 その後、スタッフは2匹を獣医院へ連れて行き、親子のために暖かい家を用意してやった。

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・子供を懸命に守ろうとする大きな母猫の愛に感動

 無事に保護され、安全な場所で幸せそうにしている母猫と子猫の姿を動画で見たユーザーらからは、次のようなコメントが寄せられている。

・とってもいい母猫だ。これからも2匹が幸せになりますように。

・動物の方が、人間よりも我が子を大切にしていると思わせられることが多いな。

・こういう動画は泣かせてくれるよね。

・母猫は、いわゆる「テイクアウト」を毎回してたんだね。そう思うとちょっぴり面白い。

・なんか、心がほっこりした。

・この母猫から人間も学べることがたくさんあるな。

・この猫たちを救ってくれた人たちに感謝したい。ありがとう!

References:YouTube / written by Scarlet / edited by parumo

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