保護されたカラスが可愛がられた結果 →「待って待ってマイダーリン」と鳴くようになる

11月1日(金)21時30分 カラパイア

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 カラスはなぜ鳴くのかと問いかける歌があるけれど、カラスの鳴き声といって思い浮かべるのはだいたい「カァー」だよね。

 マランダーでは以前「ご機嫌いかが?」「あなた大丈夫?」と鳴くカラスをご紹介したけれど、今回ご紹介するカラスのラミレスも、思わず耳を疑うレベルのはっきりした“人語”で話してくれるよ。


raven Ramires talking german: "my darling, wait" mein Schatzchen, warte, warte - no fake!!

 羽が折れ、飛べなくなってしまったラミレス。ドイツ、アイフェルにある自然保護区に暮らすことになり、愛情たっぷりにお世話されているうちに……なんとドイツ語で「マイダーリン」と鳴くようになったんだ。

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 ラミレスが口を開くのに合わせて誰かがしゃべっているのでは?と思うほど、はっきりとした発音に驚いてしまうよね。

 女性の声で「マ チェチェン」と言っているように聴こえるけど、正確にはドイツ語で「mein Schatzchen」らしい。英語だとマイダーリンやマイベイビー、日本語だと「かわいこちゃん」かな?

 お世話をしている人たちにかけられている言葉を、そのまま真似るようになったんだろうね。

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 さらにラミレスは「待って待って(warte, warte)」という鳴き声も出していた。これも多分、ご飯の時間などによくかけられる言葉なんだろう。2つ合わせて「ちょっと待ってよ、マイダーリン」の完成だ。

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 不思議なことに、ピィピィとか細く鳥の鳴き声の上に、「ワルテワルテ」と、男性がしゃべるような声が重なって聴こえる。カラスの発声に関係あるのかもしれないね。

 鳥類は“ものまね”が得意な種がたくさんいるけれど、カラスもそのひとつ。犬の鳴き真似や、カッコーなどほかの鳥の真似もするらしいとは聞いたことがあった。

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 けれど、こんなにも愛を感じる物真似は、なかなかお目にかかれない……というか、耳にすることはないんじゃないだろうか。

 かしこさ天井知らずのカラス先輩だけど、伝承や作品によっては不吉の象徴として扱われることもある。

 でも、ラミレスさんの鳴き声はもちろん、カタカタとクチバシを鳴らしてまばたきする姿だって、とっても愛らしいよね。やっぱカラスはかしこくて可愛いんだってことを再確認したよ。

written by momo
※この記事はカラパイアの姉妹サイトマランダーから転送したものです。マランダーで前日一番人気の高かった記事を、後日カラパイアの紙面上で紹介しています。

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