犬の咳〜長引く咳の原因はなに?心配すべきはどんなとき?

11月3日(金)7時0分 the WOOF

犬も咳をすることがあります。咳は、咽頭や気管が刺激されたことで起こる身体防御運動であり、病気な犬だけでなく健康な犬でも、咳をすることがあります。


犬の咳を引き起こす原因




image by Edward Leung / Flickr


・病気になった


感染:ウイルス、細菌、真菌、および寄生虫は、犬の上気道、肺組織(肺炎)、気道(気管支炎)、またはこれら全て(気管支肺炎)に感染し、咳を引き起こす可能性があります。ケンネルコフもこれに含まれます


フィラリア:犬の体内でフィラリア(犬糸状虫)が増えると、心臓や肺がフィラリアの住処になってしまい、呼吸器や循環器、泌尿器に障害をもたらします。ゼーゼーという咳や体重減少、お腹に水がたまるなどが代表的な症状です


心臓の病気:僧帽弁閉鎖不全症、拡張型心筋症、うっ血性心不全などの心臓の病気は、犬を咳き込ませる恐れがあります


気管虚脱:比較的多くの犬種に見られる呼吸器のトラブルで、咳やゼーゼーガーガーという呼吸音などがみられます


喉頭麻痺:咽頭を動かす神経に障害が起こり、整体やその他の咽頭の動きが正常に行えない状態で、興奮時には咳や息切れがみられます


慢性気管支炎:運動時や興奮した時に、ひっきりなしに短い空咳をすることがあります。


肺がん、その他のがん:肺や気道の他の部分、心臓やその周囲の組織に悪性腫瘍ができた時も、犬は咳をします


・異物を飲み込んだ


犬はヘンテコなものを飲み込んでしまうと、それを吐き出すために咳をします。自分の力で取り出せない時は、獣医師の力を借りましょう。場合によっては、内視鏡または外科手術によって異物を除去しなければならないこともあります。


・空気中の刺激物を吸入した


空気中の刺激物も、犬の咳を引き起こす原因になります。埃やダニ、フケ、小さなゴミ、煙、カビ、家庭用のスプレー、消臭剤なども犬のお鼻を刺激します。犬は私たちよりもはるかに強い嗅覚を持っているので、私たちにはなんでもない匂い刺激が、彼らを悩ませるのかもしれません。ただし、刺激物への反応は犬の感受性次第で、ある犬にとっては何でもないものが、別の犬にとっては咳き込ませる原因になることもあります。


・かなりの肥満


とても太ってしまった犬の脂肪が、咳を引き起こすことがあります。脂肪が気道に圧力をかけ、咳を引き起こすのです。関節や内臓への負担も大きくなりますので、生活を全般的に見直して、適正な体重に戻すよう食事や運動の改善に努めましょう。


間違えやすい症状〜逆くしゃみ




image by Will Keightley / Flickr


正確には咳ではありませんが、音などが似ているため、よく咳と間違えられます。逆くしゃみは、吸気性の呼吸困難状態のことで、口を閉じて鼻から息を吸い込み連続した咳に似た荒い息遣いになる特徴があります。普通のくしゃみと同じように、逆くしゃみは突然に、頻繁に起こりますが、通常は心配する必要はありません。


心配すべきはどんなとき?




image by Kathleen Conklin / Flickr


健康で元気な犬が、たまに少しだけ咳をした場合は、あまり心配することはないでしょう。軽い咳が続き元気がないような時は、2〜3日様子をみましょう。


しかし、次のような場合は、なるべく早く獣医師に相談をしてください。



  • 咳が1週間以上続き、悪化しているようだ

  • 非常に疲れている(ぐったり寝ている)

  • 熱がある

  • 全く食べない、または食欲不振

  • 他の健康問題を抱えている


そして病院に行くときのために、以下について観察し、メモとして整理をしておきましょう。動画を撮影しておくと、より良いです。



  • 咳が出るタイミング(朝か晩?飲食の後か?運動や遊びの後か?)

  • どのような咳か(乾いている、湿っている、ガーガー音、ゼーゼー音)

  • 犬のいた環境(喫煙者あり?旅行などに行った?他の犬がいるなど)

  • 毎日の習慣に変更はなかったか?

  • 食事に変更はなかったか(ドッグフードの変更、新しいオヤツ、新しい食材)

  • 投薬治療を受けていないか




犬の咳といっても、原因はさまざま。何日も続くときは、飼い主さん1人で悩まずに、獣医師と一緒に原因を特定しましょう。


Featured image credit Andrew Spencer /unsplash



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