顔がぷっくら腫れあがるほど噛まれながら...ガラガラヘビから飼い主を救った犬が表彰される(アメリカ)

11月8日(木)11時30分 カラパイア

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image credit:Facebook/Milk-Bone

 果たして犬は、人間から賞をもらってうれしいのだろうか?彼らは賞をもらうために何かを成し遂げるわけではないはずだ。

 だがその行為が人の役に立てたというこのであれば、それは彼らの誇りとなるだろう。彼らの使命は時として、人間を守ることにあるからだ。

 アリゾナ州で暮らすゴールデン・レトリーバーのトッドが「ドッグ・オブ・ザ・イヤー」に選ばれたのも、その勇敢な行動ゆえだったのだ。

 当時生後半年だったトッドは、飼い主を守るため自らガラガラヘビと立ち向かっていったのだ。

・ガラガラヘビから飼い主を守った犬

 6月末のその日、ポーラ・ゴッドウィンさんは、生後半年になるトッドと、もう一匹の犬、カッパーとを連れて散歩に出かけた。その帰り道のことである。



 トッドが突然、ポーラさんの前に飛び出してきたのだ。

 ポーラさんは気がついていなかったが、彼らの行く手にはガラガラヘビがいたのである。ポーラさんは危うく咬まれるところだったのだ。

 「私にはヘビの姿は見えませんでした」とポーラさん。「とても上手に、道路に擬態していたのです。グレーと白のガラガラヘビでした」

 トッドが庇ってくれたおかげでポーラさんは咬まれずにすんだ。しかし、代わりに、トッドはマズル(鼻と口先)を咬まれてしまったのだ。



・早急に手当てしたため大事には至らず

 状況を見て取ったポーラさんは、トッドを抱き上げ、自宅へ向けて一目散に丘を駆け下りた。

 自宅から最寄りの、といっても25kmほど離れた動物病院に電話をかけて、5分で行くから準備しておいて、と状況を告げ、15分以内にはその病院にトッドを担ぎ込んだのである。

 予告の電話をしておいたため、病院ではトッドはすばやく解毒の処置を受けることができた。そして、その12時間後には退院できることになったのである。


 ガラガラヘビは北米を代表する毒蛇として恐れられている。相手を威嚇するときにシッポを激しく振ってシャカシャカと音を立てることからガラガラヘビと言われている。

 噛まれると激痛が走り、そのまま放置しておくと、皮膚が壊死したり、血圧低下し腎機能障害や多臓器不全を引き起こす可能性がある。
 

・ドッグ・オブ・ザ・イヤー受賞

 無事にトッドを連れて帰宅したポーラさんは、その日の事件をフェイスブックに投稿した。すると、その投稿が犬用ビスケットのブランド「ミルクボーン」のスタッフの目に留まったのである。



 ミルクボーンは、トッドの英雄的な行ないを称えて、トッドにおやつの詰め合わせを贈った。

 さらに、10月には新しくつくられた「ミルクボーン・ドッグ・オブ・ザ・イヤー」にノミネートしたのだ。この賞は、インターネット上での活動に対して授与される "Streamy Awards" の一部で、犬の勇気と忠誠を称えるために、今年創設されたものだ。

 投票の結果、トッドは栄えある初の受賞者となり、カリフォルニアのビバリーヒルズで表彰された。


Todd the Hero Dog Wins Milk-Bone Dog of the Year Honor - Streamys 2018

・広がる善意の輪

 また、この事件を皮切りに、新しい動きも起こっている。

 クラウドファンディングサイトの "GoFondMe" で、「ガラガラヘビに咬まれた犬の治療費」の基金の募集が始まったのだ。

 アリゾナにはガラガラヘビが多数生息しており、咬まれる犬がこれからも出ることだろう。飼い主が治療費を持ち合わせない場合に備えて、基金が立ち上げられたのである。

 4ヶ月間で、500ドルの募集に対して、3千ドル以上が寄付された。その筆頭はポーラさんだ。

 「私の犬にも、また他の誰の犬にも、こんなことは起こってほしくありません。もちろん、選ぶことができたなら、私は自分が咬まれる方を選んだでしょう。でも、トッドが私の代わりに同じ選択をしたのです」


References: Parade / ABC News / written by K.Y.K. / edited by parumo

カラパイア

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