みんな違ってみんないい。額から尻尾が生えた子犬が、まるでユニコーンのようだと大人気に(アメリカ)

11月16日(土)11時30分 カラパイア

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image credit:Mac the pitbull/Facebook

 アメリカのミズーリ州には、特別なケアを必要とする犬たちが保護される施設がある。つい最近、そこにスペシャルな子犬がやって来た。生後10週間のその子犬には、額に小さな尻尾が生えていたのだ。

 獣医師のもとで検査をしたところ、額の尻尾は頭蓋骨とは繋がっておらず、健康状態も良好で、現段階では特に切除の必要はないと診断された。

 愛くるしい子犬についた額の尻尾。それはまるで、強力な癒しの力を持つ伝説のユニコーンのようだとネットで大人気となった。

 子犬は他の犬同様とても元気にやんちゃぶりを発揮して幸せそうに過ごしており、施設スタッフは「人間にも『違っていても大丈夫。みんな違ってみんないいのだ』ということを教えるいい機会を与えてくれている」と話している。

image credit:Mac the pitbull/Facebook


・額に尻尾のある子犬、ナーワルと名付けられる

 11月9日、ミズーリ州にある保護施設『マックス・ミッション(Mac’s Mission)』に、1匹のユニークな子犬がやって来た。

 8日に同州の田舎で、大型犬と一緒にいたところを発見されたのだという。その子犬は、生後10週目ほどで、ダックスフントのミックスのようだったが、何より施設スタッフを驚かせたのは、子犬の額にあった小さな尻尾だった。



 マックス・ミッションは特別な世話を必要とする犬たちが保護される施設で、心や体に問題を抱えた犬たちを積極的に保護し、特別なケアを施している。

 同施設を8年ほど前に立ち上げたロシェル・ステファンさんは、今回保護した子犬の特徴からナーワル(イッカクの意味)と名付け、検査のために獣医院へ連れて行った。



・額の尻尾は先天性欠陥、現段階で悪影響はなし

 動物病院でナーワルの検査をしたブライアン・ヒーリング獣医師は、16年のキャリアを持つが、これまでにナーワルのような症状の犬はかつて見たことがないと驚きを露わにした。

 レントゲン検査の結果では、ナーワルの額の尻尾は先天的な欠陥である可能性が高いという。これは、母犬が晒されていた環境的要因により起こり得るものとされるが、多くの場合、原因は不明なのだそうだ。



 しかしナーワルの場合、小さな尻尾は頭蓋骨に接続しておらず、現段階では悪影響は見られていない。健康状態も良好で、また、今のところ尻尾を取り外す医学的理由もないということから、そのままの状態にしておくことが決まった。

 これまでにも様々な犬を保護して来たステファンさんでさえ、ナーワルを保護する前に見た写真に驚きを隠せなかったようだ。しかし、実際に会ってみるとナーワルがいかに愛らしい、ごく普通の子犬であるかがわかったと話す。

ナーワルと一緒にいると2分で恋に落ちるのは確実です。それほど、ナーワルはとても可愛くて素晴らしい犬です。

この子犬の性質や行動は、他の犬と比べても優れているといっていいでしょう。見た目が違うとはいえ、他の犬と変わらず、靴紐が大好きで、走り回ったり他の犬とじゃれ合って遊んだりもしています。

この子は、人間にも「他と違っていても大丈夫なんだよ」ということを伝えるいい機会を与えてくれているのだと思います。



・ユニコーン犬はネット上でセンセーションを巻き起こす

 施設がFacebookでナーワルの写真や動画を投稿すると、大きな反響を呼び、「魔法のユニコーン犬」とネット上でセンセーションが巻き起こった。

 また、SNSの影響で、13日の時点ではナーワルを引き取りたいという希望者の申し込みが70もあったそうだ。

今はまだ、養子縁組をするには早い時期です。ですが、人々の反応はとても素晴らしく前向きで、Facebookの多くのフォロワーからは寄付も寄せられています。(ステファンさん)

 特別なケアを必要とする犬たちを主に保護しているこの施設では、獣医院での治療や通院など費用も重なり、寄付は大切な資金となる。個性ある犬たちを預かるこの施設では、最近、二分脊椎の犬を同じ症状を抱える少女がいる家庭との養子縁組に成功させたという。



 ステファンさんは、今回特にナーワルが注目を浴びたことで、施設の活動も世間に知ってもらえるきっかけができたと喜び、このように話している。

ナーワルは他の犬と異なっていいますが、それでいいんです。違うからといって、その違いを取り除く必要はありません。ただ、特別という事実を受け入れることが大切なのです。原因はわからなくても、ナーワルは見た目通り、とっても素敵な犬ですから。

また、ナーワルを引き取りたいという希望者が多いのですが、飼い主が必要な他の犬たちのことも気にかけてもらえると嬉しいです。

 なお施設では、ナーワルの額の尻尾が今後問題にならないかどうか、しばらくの間モニタリングして経過を見ていく予定だと話している。

References:USA TODAYなど / written by Scarlet / edited by parumo

カラパイア

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