5匹の子猫をあたため続け、寒さから守りぬいた野良犬の保護物語(カナダ)

12月1日(日)11時30分 カラパイア

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Darunechka/iStock

 雪の降るとても寒い夜、カナダの道路の道端に一匹の犬が座り込んでいた。発見したドライバーは車を降りてその犬に近づいて行った。

 よく見ると、犬は5匹の小さな子猫を抱え込むようにしながら抱いていた。この野良犬は、身を挺して子猫たちを寒さから守っていたのだ。

 犬と子猫、6匹の物語はここからはじまる。
・凍てつく寒さの夜、道端でうずくまっている犬を発見

 11月16日、カナダ・オンタリオ州で雪の降る寒い夜に車を走らせていたドライバーは、目の前の道端に何かがあることに気付き、車を停めた。

 それは1匹の犬だった。厳しい寒さの中、体を丸めてうずくまっていたのだ。ドライバーは更に近づいてよく見てみると、その犬は、5匹の小さな子猫を懐に抱えていたことがわかった。

 子猫たちは、犬の体に包まれることで寒さをしのいでいた。野良犬とおぼしきその犬はまるで我が子を守る母親のように5匹の子猫を温め続けていたという。


・ドライバーに救助された6匹、保護施設へと預けられる

 このままでは犬も子猫も凍えてしまう。ドライバーはすぐに何とかしなければと思った。そこで、6匹を保護し、同州のチャタム・ケントにある動物保護施設「Pet and Wildlife Rescue」へと6匹を運んだ。

 ドライバーに出会えたのは幸運だった。すんでのところで6匹の命は救われたのだ。子猫たちは身を挺して温め続けてくれた野良犬のおかげで救われたといえるだろう。犬と子猫たちの間には、既に強い絆が育まれていたようだ。



 6匹を保護した施設スタッフは、次のように話している。

非常に寒い夜だったので、外で子猫たちが生き伸びるチャンスは少なかったでしょう。この野良犬が子猫たちの命を救ったのは明らかです。

私たちスタッフは、日々困難な状況にいる様々な動物たちを見ています。今回の出来事は、結果的に助かったので少し気が楽になりますが、その状況を考えるとやはり心は痛みます。


・施設でも子猫たちを我が子のように面倒を見る犬

 17日、施設側はFacebookで犬と猫たちの様子をシェアした。種は異なっても、小さな命を必死で守ろうとする愛情あふれる犬の姿が人々の涙を誘った。

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image credit:Pet and Wildlife Rescue

 今後5匹の猫はノミや寄生虫に対する治療が必要となるという。一方、母親役を引き受けた犬は、施設内でも定期的に子猫たちの様子を見に行き、まるで本当の母親のようにしっかりと5匹を守っている姿が伺えるという。



・望みは6匹全員が幸せになること

 一体なぜ、犬と子猫たちがそこにいたのかはわからない。犬と子猫はもともと一緒だったのかどうかもわからない。一つだけ明らかなのは、愛情あふれる1匹の犬のおかげで5つの命が救われたという事実だ。

 施設側ではもし飼い主がいるのなら名乗り出ることを望んでいる。

犬や猫たちがどこから来たのか、その夜以前に互いを知っていたのかは、今のところわかりません。もし飼い主がいるのなら、名乗り出てくれることを何より望んでいますが、もしそれが叶わない場合は、6匹は養子縁組という形で新たな飼い主を探すことになるでしょう。(施設スタッフ) 

written by Scarlet / edited by parumo

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