前の飼い主が置いていった猫が、今の飼い主の猫になるまでの物語

12月6日(木)11時30分 カラパイア

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 猫の「良い人認定」の精度の高さは今までも何度も言及されてきたが、今回もまた、1人の女性と猫の偶然とは思えない出会いの事例が浮上した。

 ちなみに猫の「良い人」とは飼い主として最適かどうかだ。

 今回ロックオンされたのは、ステファニーさんという女性だ。彼女が現在の住所に引っ越してきた6年も前、ある猫と出会った。

 その猫は毎日遊びに来るようになり、

・庭先に姿を現した1匹の猫

 ステファニーさんは6年前に現在のお宅に引っ越してきた。その直後、ステファニーさん宅に1匹の猫がやってくるようになった。

 猫はお腹を空かせているようで、食べ物を探しているようだった。ステファニーさんは猫にご飯をあげると、猫は毎日遊びに来るようになった。

 猫の素性が気になったステファニーさんは、近所に住む人々に、この猫について聞いて回った。


・前の飼い主が置いていった猫だった

 「猫のことが知りたかったので皆さんに聞いて回ったんですが、前の住人が世話していたこと、前の住人が4年前の引っ越しの時にこの猫を置いていかなければいけなかったことを知りました。」とステファニーさんは語る。
 
 猫が置き去りにされて以来、近所の人々は自分の家の庭先に猫用のご飯を置いて世話をしてきたのだそうだ。

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 最初のうちはステファニーさんがご飯を準備しても猫は食べようとしなかった。ステファニーさんの気配が見えなくなるのを確認してからご飯を食べ、さっと走り去っていった。

 そんなつかず離れずの関係が1年余り続いた。

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・猫に名前をつけてみた

 毎日庭先に現れる猫にステファニーさんは「バディー」という名前をつけた。
 
 「バディーは少しずつ私の家の庭で過ごす時間が増えていきました。バディーが過ごしやすいように、猫用の家と毛布を準備したんです。するとバディーは寒い夜や嵐の時などはそこで過ごすようになったんです。」

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 徐々にバディーはステファニーさんを信用するようになった。

 「バディーはどうやら私を信頼するようになり、昼間も庭にある彼専用の家で丸まって眠るようになりました。庭先を気ままに散歩する姿や楽しそうに一人遊びする姿も見られるようになりました。」とステファニーさんは当時を振り返る。 

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・ステファニーさんの声に反応するようになる

 そして更に時が過ぎ、バディーはご飯の時を知るようになった。ご飯の時間が来ると自ら玄関ポーチにやってくるようになったのだ。

 そしてついにはステファニーさんの声に反応を示すようになったのだ。

 「バディーは私の声を認識するようになったんです。声をかけると反応するようになったんです!」

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・ついに接触に成功。猫は心を開き始めた

 そしてある朝、ステファニーさんが玄関ポーチに出ると、ご飯の時間でもないのにバディーが遊びに来ているのを目撃した。

 ついにバディーとコミュニケーションをとれるかもしれない!と思ったステファニーさんは、怖がりなバディーを脅かさないよう、心の興奮を悟られないようそっと近づいて行った。

 「バディーを驚かさないためにそっとそばにしゃがみ込み、そっと彼の頭を撫でました。すると仰向けになってくれたので、お腹を撫でました。そこから私たちの距離は急速に近づいて行ったのです。」

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 信頼関係を構築したその日、ステファニーさんはバディーを獣医のもとへ連れていき、健康診断などを行ってもらったという。

 そこでバディーはFIV(猫後天性免疫不全症候群)の検査で陽性反応を受けた。しかし、獣医によると手厚い世話を受ければ今後も元気に生きていけることが分かったそうだ。

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・そうしてステファニーさんの飼い猫に

 徐々にバディーは天気の良くない日は室内で暮らすようになり、ステファニーさんの家の中での暮らしを知り始める。

 「そうしてやっとバディーを家族に迎え入れると決めた時、彼に羽のおもちゃを投げたら大喜びで跳ねまわったんですよ。私が初めてバディーを抱っこした時、彼は私の腕の中でうっとりとして心地よさそうに喉をゴロゴロならしたんです。」

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 バディーは今は玄関ポーチではなく、出窓にある特等席で庭にいる小鳥たちを眺めている。

 そしてついに去年、バディーは外に出ていくのをやめた。完全にステファニーさん家の室内飼いの猫となったのだ。

 室内で過ごす安全さ、心地よさを思い出したのかもしれない。

 「今では王様のようにふるまっていますよ。」とステファニーさん。

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 「バディーと知り合って約6年間が過ぎ、私がバディーを拾ったということになっていますが実際に救われたのは私の方なのかもしれません。」

 「彼と暮らせることで、こんなにもうれしい気持ちで満たされているんですから」とステファニーさん。

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 自分でも知らない自分の心の隙間にそっと忍び寄るのが猫の得意技。

 6年という時間をかけてついに家族となった1人と1匹がこれからも幸せでありますように!

References: Facebook/など / written by kokarimushi / edited by parumo

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