あなたの犬はくすぐったがり?お腹や脇を触るとくすぐったいの?

12月8日(金)8時30分 the WOOF

ところでみなさん、愛犬をくすぐったことはありますか?


「コチョコチョ」と軽く引っ掻いたとき、彼らは何を感じているのでしょう?犬にも”くすぐったい”感覚はあるのでしょうか?


「くすぐる」ってなあに?





「くすぐる」という言葉は、体への刺激を指す場合と、心への刺激を指す場合があります。この記事では前者、すなわち「皮膚の敏感な部分を軽く刺激し、むずむずして笑いたくなるような感じを起こさせる」(デジタル大辞林)を意味する言葉として使っています。


「くすぐる」は英語だとTicklingが該当しますが、1897年に心理学者はこの「くすぐる」という感覚を2つに分け、それぞれを定義して名前をつけています。一つは”Knismesis”で昆虫が這うような軽いタッチの「軽いくすぐり刺激」のこと、もう一つは”Gargalesis”で笑いを起こすような繰り返しの「強いくすぐり刺激」のことです[1]


「軽いくすぐり刺激」は、犬を含む多くの哺乳類が感じるものです。たとえば犬は、ノミやダニに不快感を覚えてカキカキしますが、これは「軽いくすぐり刺激」に反応する感覚を持っているからなのです。


一方、「強いくすぐり刺激」は、軽いもののように動物の多くがもつ感覚ではありません。「強いくすぐり刺激」をもつ有力な候補は、ゴリラ、チンパンジー、そしてラットです。ゴリラやチンパンジーは、「くすぐり遊び」をし、その中で”笑う”様子を見せることがあります。ラットも、人間が指で首や背中に刺激を与えると高い声を出すのだそうです。ただしラットについては、その声が笑い声かどうかが定かではないのですが。


で、犬は?残念ながら、犬が「くすぐり」に笑い、あるいは笑い声で反応するという報告はありません(YouTubeにはあるかもしれませんが)。とはいえ犬も、「軽いくすぐり刺激」には反応します。犬にも個性がありますから、刺激に敏感なコ(=くすぐったがり)がいて、脇の下や脇腹のように敏感な場所があってもおかしくはありません。


スィートスポットを探せ!


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image by Brberrys / Shutterstock


「くすぐり」は、シンプルな社会的行動です。お母さんが赤ちゃんと笑い合ったり、カップルがキャッキャやってるアレは、愛情と親密さを表す行動といって良いでしょう(うらやましいね)。愛犬とのコミュニケーションに「くすぐり」を取り入れてみるのも、悪いことではありません。耳の後ろ、胸やお腹のあたり、尻尾の付け根など、犬が気持ち良いと感じそうな部位をチョイチョイと軽く刺激するだけなので、これまでにやっていたことと変わりはないでしょう。


Cuteness.comによれば、ほとんどの犬の敏感なくすぐりポイントは、脇腹のあたりなのだそう。敏感なコだと、足を蹴るような不随意反射を見せるかもしれません。一方で、普段よく触っている場所を触った時に、いつもとは異なる反応(ビクッとするなど)を見せる場合は、皮膚にかゆみや痛みがあるのかもしれません。


軽い皮膚刺激を嫌がる犬には避けるべきですが、心地よさや楽しさを感じているようなら、抱っこしながらチョコチョコと刺激をしてみましょう。身体の異変を早めに察知できるというオマケもついてきます。




犬が「軽いくすぐり刺激」を笑って楽しむということはなさそうですが、多くの犬は飼い主さんとの触れ合いが大好きです。「コチョコチョコチョ〜」と言いながら、可愛いお腹や脇腹をくすぐっちゃいましょう。


◼︎以下の資料を参考に執筆しました。

[1] Harris_EHB2012.pdf

[2] Do Dogs Have Ticklish Spots? | Cuteness


Featured image credit inLite studio / Shutterstock



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