山火事に巻き込まれ、ヒゲを失いながらも、弟猫を必死に守り続けたお姉さん猫(アメリカ)

12月11日(火)11時30分 カラパイア

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 カリフォルニアの同時多発山火事「キャンプファイア(Camp Fire)」は、完全消火に至った今でも、行方不明となった動物たちの救出活動が行われている(関連記事)。

 そんな中、コンフォー地域から2匹の子猫が救出された。

 オレンジと黒の2匹で、オレンジの猫はヒゲを失いながらも弟である黒猫を守り、決してそのそばを離れようとしなかったという。

・火災現場から残された猫の救出

 カリフォルニア州ブラウンズバレーに拠点を置く動物救助隊のシェイラ・サリバンさんらは、災害地域から動物を救出するため、地元の救助チーム「カウボーイ911」に参加した。

 救助チームはひどく焼けた災害地域に到着し、そこで母猫と一緒にいる2匹の小さな子猫を発見した。

 子猫たちは母猫が森に潜むコヨーテから守るために、人間が残していった薪ストーブの奥に隠していたようで、それが幸いして恐ろしい火事からも救われたようだ。

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FieldHaven Feline Center

 早速保護活動が開始された。ところが母猫は、子猫たちを保護している間に走り去って逃げてしまい、行方がわからなくなってしまった。

 せめて子猫たちだけでもと、救助隊はストーブの中から黒い子猫と、オレンジ色の子猫を引っ張り出した。

 シェイラさんは息子と友人に子猫を渡し、ケンタッキー州のフィールドヘブン・キャットセンターに運ぶように頼んだ。
 

・火傷しながらもずっと黒猫を守っていたオレンジ色の猫
 
 子猫たちがセンターへ到着すると、医療チームの治療が始まった。彼らは温かいタオルに包まれ、点滴が施された。

 スタッフは子猫をアッシュ(黒)とフェニックス(オレンジ)と名付けた。

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FieldHaven Feline Center

 アッシュはフェニックスよりも少し小さい。フェニックスはお姉さんで、アッシュが弟なのだろう。

 フェニックスは火事の最中、ずっと弟を守り続けていたようだ。彼女は毛皮が焦げ、ヒゲも燃え落ち、足をやけどしていたが、アッシュは無傷だった。

 避難所での最初の夜、フェニックスはずっとアッシュに体を擦り付けていたそうだ。

 フェニックスは、アッシュが安全であることを確認してから、ようやく自分の治療のためにリラックスした。

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FieldHaven Feline Center

・行方不明となった母猫の捜索活動が現在も行われている

 シェイラさん達は子猫たちが母親と再会できるよう、子猫を救出した場所で母猫を探し続けている。

 フィールドヘブン・キャットセンターでは、約50匹の猫、3羽の鳥、1頭のカメレオン、1頭のイグアナを保護しており、彼らに医療と安全で暖かくストレスのない環境を提供している。家族と再会できた動物もいるようだ。
 
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FieldHaven Feline Center

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FieldHaven Feline Center

 フィールドヘブンではFacebookを通して救助活動の為の寄付を募っている。

References:PAWS PLANET / written by いぶりがっこ / edited by parumo

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