迷子の猫にロックオンされた女性、4日間見つめ続けられた後、ついに飼い主が見つかる(アメリカ)

12月13日(金)11時30分 カラパイア

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image credit:Austin Lost and Found Pets/Facebook

 路上で、見知らぬ猫にフレンドリーに近寄られると、猫好きならば思わず目を細めてしまうだろう。しかし猫の人間へのアプローチは、時と場合によってかなり激しいケースもあるようだ。

 アメリカのテキサス州に住む女性は、ある日偶然見慣れない1匹の猫に出会い、かなりロックオンされてしまった。

 家にまでついてこられて、窓の外にいる猫の視線を感じながら過ごすことになった女性は、その間猫の飼い主を捜索。幸運にも、猫は4日後に飼い主と再会することができ、女性の見つめられる日々は終わりを告げた。
・犬を散歩中の女性、出会った猫にロックオンされる

 テキサス州オースティンで、ボーイフレンドと犬のマーフィー、猫のマックスと暮らすエリン・ブリーンさんは、9月下旬の真夜中にマーフィーの散歩に出た。昼間は暑くて散歩ができなかったからだ。

 すると、家から少し離れた私道に1匹の猫が佇んでいるのを発見した。

 近所の猫にしては見慣れないと顔だと思ったが、猫は健康そうでとてもフレンドリーだった。きっと飼い主がいるのだろうとエリンさんとボーイフレンドは推測した。

 人なつこいその猫は2人の足元へやって来ると、体をすり寄せて甘え始めた。



 人間には甘えていたが、猫は犬が苦手なようで、マーフィーと喧嘩になりかけたため、エリンさんのボーイフレンドは犬を家に連れて帰ることにした。

 
・猫、エリンさんの家までついてきて、窓の外から熱視線

 エリンさんは、その猫を勝手に“グレッグ”と名付けた。グレッグはエリンさんにロックオンした状態で、そばを離れずスリスリしたり、お腹を出して撫でてほしそうに寝転んだりしていた。

 グレッグの身元がわからないままでは家に連れて帰ることもできない。エリンさんはグレッグに別れを告げ、その場を立ち去ろうとしたのだが、グレッグは彼女の後をついてきてしまった。

 エリンさんが家の中に入っても、グレッグは去らず、窓の外からエリンさんとボーイフレンドをじっと見つめ続けている。





 もしや空腹なのではと、エリンさんは食べ物と水を与えたが、これが更にグレッグを居座らせるトリガーになったようだ。



グレッグは、1時間以上も窓の傍に座っていました。飼い主のところに帰ってもらうためには、もう無視するしかないなと思っていました

 ついにグレッグが窓の外から姿を消した時、エリンさんとボーイフレンドは「やっと家に帰ったか」と安堵した。

 ところがグレッグは、別の窓からソファに座ったエリンさんを見つめていたのだ。



それからグレッグは、また1時間近く大きな声で鳴き続けていました。犬用のドアを通って中に入ろうとまでしたようですが、そのうち疲れたのか丸くなって眠っていました。


 エリンさんは 猫の飼い主を探すため、猫の写真を数枚撮影して、Facebookの地元ペット行方不明公開アカウント「Austin Lost and Found Pets」に投稿した。


・まる4日間、グレッグは居座り続けた

 翌日もグレッグはそこにいた。しかも、マーフィーの夜の散歩時にもついてくるほどで、1マイル(約1.6km)ほど歩いても、少し後ろを遠慮したようにやって来て、最後にはマーフィーを追いかけようとした。

夜になると、キラリと光る目でブラインドの隙間からグレッグが見つめ続けているんです。目をそらしてまた窓の外をみるとこちらを見てる。もう一度視線をそらし、時間がたってから見るとやっぱりこっちを見てる。





 グレッグはまる4日間、エリンさんの家から離れようとはしなかったようだ。中へ入れてやりたい衝動にも駆られたが、犬とは険悪な状態だし、身元がわかるまではと我慢したそうだ。



 その間、エリンさんはSNSに複数の投稿をし、グレッグの飼い主を探しまくった。また、紙で作った首輪にテープでメモを貼ってみたが、誰も名乗り出ることはなかった。



 そしてついに!「Austin Lost and Found Pets」のユーザーからマイクロチップスキャナーを貸してもらうことができ、グレッグの飼い主が判明したのだ。


・飼い主はずっとグレッグを探していた

 グレッグの飼い主は、マイケルさんというエリンさんたちの家から数軒離れたアパートに住んでいる男性だった。グレッグの本当の名前は「カイロ」と言い、マイケルさんという男性に飼われていた。

 4日間家に戻って来なかった飼い猫を相当心配していたマイケルさんは、カイロに会えてとても喜んでいたようだ。

 エリンさんとボーイフレンドも、ついにグレッグ(カイロ)が飼い主の家に戻ることができてハッピーだが、激しくロックオンされた4日間は彼らの間で忘れられない思い出となり、安堵しながらも、どこか寂しく感じたりもするのだった。



グレッグが帰ってしまっても、たまにボーイフレンドがポツリと「グレッグ、どうしてるかな」と口にすると、「あ、私も今それを思ってたの!」なんて返したりして。

でもなにより、飼い主が見つかってよかった。健康そうだったし、飼い主がいそうな感じがしていたので、本当に助けが必要になるまでは、グレッグに余計なストレスを与えたくないと思い、シェルター(収容保護施設)や獣医には連れて行かなかったのです。(エリンさん)



 今となっては「見つめ続けられること4日間」のちょっぴりホラーなグレッグのストーリーも、完全な笑い話だ。エリンさんは、後にこの1件をFacebookのプライベートアカウントでシェアしている。

written by Scarlet / edited by parumo

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