アメリカ大手ペット用品店が合成添加物を含む製品の販売をストップ宣言

12月26日(水)16時0分 わんちゃんホンポ


大手ペット用品店が発表した大胆な決断

店頭に並んだペットフード


アメリカで全国展開している、大手ペット用品店のPETCOが、「2019年から人工着色料、人工香料、人工保存料が含まれているペットフード、およびペットトリーツの販売を取りやめる」と発表しました。


当該製品はアメリカ全土にある、約1500のPETCO実店舗とオンラインマーケットの両方から消えることになります。


同社は、これらの人工の成分が本当に安全かどうか判明するのを待つよりも、むしろ店頭から取り除くことを決断したと述べています。


PETCOが取扱いを止める具体的な成分とは?

ストップサインの看板を持った猫と犬


PETCO社は、製品中のどの成分を取り除くかについて、米国飼料管理協会(AAFCO)とアメリカ食品医薬品局の両方が提供する、ガイドラインを参考にしたと発表しています。取り除かれることになった成分は、具体的には以下のようなものです。


人工的な着色料

天然由来ではない、食品に色を加える染料および顔料、又は他の物質。「青色〇〇号」「赤色××号」のように表記されているものが該当します。また、白色の着色料として多く使用される二酸化チタンも含まれます。


人工的な香料

天然由来ではない、食品に香りや風味を加える物質。同社のサイトでは、20種類以上の人工フレーバーがリストアップされているのですが、一般的にフードやトリーツのラベルには、単に「人工香料」「香料」としか表記されていない場合が多いです。アセトアルデヒド(フルーツ系香料)、ジアセチル(バター、チーズ系香料)、グリセリン(甘み及び保湿)などが含まれます。


人工的な保存料

天然化合物の誘導体以外(ビタミンE誘導体など)のバクテリアなどによる腐敗や、酸化を防ぐために食品に添加される化学物質。安息香酸、BHA、BHT、エトキシキン、プロピレングリコール、パラベンなどを含む計20種類が対象です。


業界の対応は?

カラフルな色のドッグフード


PETCO社はこの大胆な決断で、現在の概算では年間売上高にして1億ドル(約113億円)を失うとされています。ペット用品小売の最大手ですので、このインパクトは相当なものです。


これに対応して、一部のメーカーはPETCOの新基準を満たすために、製品の改定を計画しているとのことです。他の企業は、同社での販売を止めることを選ぶところも出ています。


業界の大手がこのような決断をすることで、メーカーが製品にこれらの成分を使うことを止めるという動きは、多くの消費者やペットにとっても歓迎すべきことでしょう。また、「これらの成分が入っている製品は扱いません」と宣言したことが報道されると、消費者がペットフードやトリーツの成分に注意を向けるきっかけにもなります。


上に記した合成添加物の数々は、もちろんアメリカでも日本でも使用が許可されているものばかりですが、長期の使用ではいろいろとグレーな疑惑も多いのも確かです。消費者の知識や関心が高まることは、製品の質が上がることにつながります。


PETCO社はアメリカの企業ですが、メーカーの動きは日本の消費者にも影響が及ぶものです。今後も、同業他社やペットフードメーカーの動向に注目したいと思います。


まとめ

フードを食べる犬と猫


アメリカの大手ペット用品小売業のPETCOが、人工の添加物を使用したフードやトリーツの販売を取りやめると発表した話題をご紹介しました。


大手企業の決断は、グローバル展開しているメーカーにも影響するため、日本で販売されているペットフードにも変化が起きる可能性もあります。


そして、大切な愛犬に与える食べものに含まれる成分のうち、どれが企業が取扱いを敬遠するものかを知っておくのは大切なことです。


《参考》
https://www.petco.com/shop/en/petcostore/c/betternutrition



わんちゃんホンポ

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