プロ格闘家と4千円で戦い死亡した大学生 相手を知らなかった可能性も

1月1日(水)17時41分 しらべぇ

キックボクサー(icenando/istock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

お金稼ぎのために、無茶な試合に臨んだ大学生。活発で体力もあったがプロに勝てるわけがなく、あっという間に倒され死亡したと話題になっている。コーチの主張、そして関係者らの言い分には、大きな食い違いがあるもよう。責任を問われるのは、いったい誰なのか…。


■リングに立った大学生

中国のとある大学生は、体力や運動能力に自信があったため、キックボクシングの試合に出ることを決意。彼のためにファイトマネーも用意され、大学生はコーチをつけて1ヶ月間トレーニングに励んでいた。

そして11月30日、何度もKO勝ちしたことがある、19歳のプロキックボクサーとの試合に臨んだ。


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■大学生の死

しかし、大学生との実力の差はあまりにも大きく、攻撃を受けて大学生が倒れこんだのは試合開始からわずか36秒後。大学生は搬送先で治療を受けるも昏睡状態に陥ったという。

胸部外傷、腹部外傷、心挫傷、消化管出血など重傷を負い、12月20日に他界。回復することなくこの世を去ってしまった。

■コーチの主張

死亡した大学生のコーチは、大学生に対しファイトマネーとして240元(日本円で4,000円弱)の支払いを約束。対戦相手の実力については「初級レベルだ」と大学生に説明してあったとの報道もある。

コーチは大学生の家族に対し「相手については知らなかった」「試合は大きな団体が取り決めたものだ」などと釈明している。

しかし、対戦相手側の元コーチは現地の報道陣に対し、「レベルなら事前に団体から聞かされるはず」「相手が誰かも知らされるのが常だ」とコメント。発言に食い違いがあり、嘘がないかにも注目が集まっている。


■両親の思い

また、死亡した大学生の両親は農業に従事しており収入はあるものの、息子の治療と入院に大金がかかったことから、病院への支払いを終えていない。

試合を企画した団体などから賠償金が支払われたがそれでも足りず、今後は「あの子の遺体を解剖し詳しく死因を調べてもらいたい」とし、試合を企画した団体を訴えることも視野に入れている。

経験も十分な実力者がなぜ大学生の対戦相手に選ばれたのか。あまりにも無謀な組み合わせ、それゆえに起きた悲劇に、多くの関係者が大変なショックを受けている。


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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原



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