今冬はスキー場の雪不足が解消 元日のオープン率は32ポイント増
2021年1月2日(土)17時30分 ウェザーニュース
2021/01/02 17:19 ウェザーニュース
ウェザーニュースの「スキー&スノボCh.」では毎年全国のスキー場の滑走可能状況を取材しています。約450地点のスキー場のうち、1月1日現在のオープン率は94%で昨年と比べて32ポイントも高くなっています。またコースごとの滑走可否でも、全面滑走可能なスキー場の割合が67%と昨年同日の11%と比べて56ポイントも高くなりました。
昨年・一昨年は2年連続で記録的な雪不足に悩まされましたが、12月の二度の寒波により積雪が増しました。新潟県上越市・高田や富山市など、12月だけで昨冬(12〜2月の3か月)で降った雪の量を上回っています。
来週はさらに積雪増加か
来週7日(木)〜8日(金)にかけて低気圧が急速に発達しながら北日本を通過し、いわゆる「爆弾低気圧」級となる予想です。その後はこの冬一番の強い寒気が流れ込んで、日本海側では山沿いを中心にドカドカと雪が強まり、積雪の増加するスキー場が多くなると見られます。
荒天の間の滑降は非常に危険です。天気が回復しても根雪の上に新雪が大量に積もると雪崩が発生しやすい状況になります。ゲレンデでは最新情報を確認し、指定以外のコースや防雪フェンスの外には立ち入らないようにしてください。
参考資料など
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)