火~水曜 荒れた天気 局地風やまじ風の恐れも

2020年1月6日(月)19時10分 tenki.jp

7日(火)から8日(水)にかけて、日本海を低気圧が発達しながら東へ進むでしょう。九州から関東は荒れた天気に。愛媛県東予東部では、日本三大局地風(悪風)のひとつ、やまじ風の恐れがあります。

7日(火)から8日(水) 低気圧が日本海を東進 暖かく湿った空気流入

7日(火)から8日(水)にかけて、前線を伴った低気圧が、発達しながら日本海を東へ進む見込みです。低気圧に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込むでしょう。この時期としては、かなりの高温で、湿気をたっぷり含んだ空気です。

7日(火) 次第に南風が強まる

7日(火)は、前線がかかる中国地方は朝から雨が降るでしょう。雨雲は次第に東へ移り、近畿や東海、北陸も雨が降り出す見込みです。関東では昼過ぎから雨雲がかかるでしょう。甲信や関東北部の山沿いは雪になる所もある見込みです。関東の山では大雪になる恐れがあり、北部の平地では積雪の可能性があります。大雪による交通への影響や路面の凍結に注意が必要です。雨雲や雪雲がかかる時間帯は、早まる可能性がありまので、最新の気象情報をご確認下さい。
九州から東海を中心に、次第に南風が強く吹くでしょう。風に向かって歩けなくなり、転倒する人も出るくらいの風が吹くことがある見込みです。最高気温は平年より高く、日中より夜の気温の方が高くなる所が多いでしょう。九州では20度くらいまで上がり、4月下旬並みになる所がある見込みです。一方で、関東では冷たい空気に覆われたままで、最高気温は平年並みの所が多いでしょう。

8日(水) 雨風強まる 荒れた天気に

8日(水)は、前線がかかる東北は雨や雪が降るでしょう。平地でも雪になる所があり、太平洋側を中心に降雪量が多くなる見込みです。一気に積雪が増える所があるでしょう。九州から関東では、寒冷前線の通過で強い雨が降る見込みです。今のところの予想では、寒冷前線が通過するのは、九州から近畿は午前中、東海や北陸、関東は昼頃から夕方にかけてです。強い雨は、降り続くことはありませんが、車の運転は、ワイパーを早くしても前が見づらくなるくらいの雨になりますので、ご注意下さい。
前線が通過する前は南風、通過後は西または北風が強く吹くでしょう。最高気温は、九州から関東で15度から17度くらいの所が多く、4月上旬並みの所もある見込みです。近畿から関東では、7日(火)より、10度近く高くなる所もあるでしょう。夜は気温がグッと下がる見込みです。
強風は長引くでしょう。東海や関東を中心に9日(木)朝にかけて、強風に注意が必要です。

やまじ風

松山地方気象台は、7日(火)夕方から8日(水)にかけて、東予東部でやまじ風の恐れがあるとして、注意を呼びかけています。予想最大瞬間風速は25メートルです。やまじ風は、愛媛県東部に吹く局地風で、岡山県の広戸風、山形県の清川だしとあわせて、日本三大局地風(悪風)に数えられます。愛媛県東部で発生するやまじ風は、発達した低気圧や台風が日本海を東進するときに発生しやすいといわれ、強い南風によって大きな被害が出ることがあります。2007年5月16日に発生したやまじ風では、愛媛県四国中央市で最大瞬間風速40.3メートルを観測しています。

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