東北 7日から大雪だけでなく 猛吹雪による交通障害にも警戒

2021年1月6日(水)15時30分 tenki.jp

7日の東北地方は天気が一変して冬の嵐に。更なる大雪にくわえ暴風が吹き荒れ、見通しのきかない猛吹雪になる恐れ。大雪による建物の被害や、交通への影響などに警戒が必要です。

7日から再び大雪

7日は日本海に発生する低気圧が東北地方を次々に通過し、8日は低気圧がまとまりながら急速に発達して強い冬型の気圧配置に変わります。
7日は雪の強まるタイミングが2回。1度目は明け方〜朝にかけて東北北部を中心に平地でも短時間に雪が強まりそうです。2回目は昼過ぎから夜で、大雪になっている秋田県内陸南部から山形県、福島県の会津を中心に大雪となり、太平洋側の平地でも積もる所があるでしょう。8日〜9日頃にかけては山雪に変わり、日本海側の山沿いを中心に積雪がさらに多くなる恐れがあります。
●東北 24時間 予想降雪量(多い所・センチ)
<8日 午前6時まで>
日本海側 山沿い50〜70 平地30〜50
太平洋側 山沿い40〜60 平地20〜40
<9日 午前6時まで>
日本海側 山沿い30〜50 平地20〜40
太平洋側 山沿い20〜40

7日をピークに猛吹雪

今回の特徴は、雪を伴って暴風が吹き荒れ猛吹雪になることです。風が強まるタイミングも2回あって、1度目は低気圧の通過する7日明け方から朝にかけて東北北部を中心に。2度目は次の低気圧が通過する昼過ぎからで、特に夕方以降は太平洋側も含めて風が強まり立っていられないような暴風になる可能性も。交通への影響も心配されます。停電が起こる可能性もあります。懐中電灯、携帯電話やモバイルバッテリーの充電、電気を使わなくても暖が取れるように準備しておきましょう。また、日本海は大しけになります。
●東北 7日に予想される最大瞬間風速(m/s)
日本海側 海上40 陸上35
太平洋側 海上35 陸上30
●東北 7日に予想される波の高さ(m)
日本海側 8
太平洋側 3

大雪や猛吹雪による高速道路影響予測

この図は日本気象協会が発表した東北地方における高速道路への影響予想です。これまでの雪の影響があるなか、7日明け方から東北北部を中心に新たな雪や風の影響が広がるでしょう。特に、7日午後からは平野部も含めて雪の積もる所が多く、日本海側を中心に猛吹雪や吹き溜まりの恐れがあります。秋田道とそこに接続する東北道の周辺、新潟方面へ向かう磐越道などで影響が大きくなる可能性があります。車での不要な外出はできるだけお控えください。峠を越える際は立ち往生に備えてタイヤチェーンやスコップや毛布、食料などの準備をしておいてください。万が一の際はマフラーが雪で詰まると一酸化炭素中毒の恐れがあります。マフラー周辺の雪かきを忘れずに。最新の情報はtenki.jp「道路の気象影響予測」でご確認ください。

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