「寒」を用いた言葉あれこれ

2019年1月7日(月)14時17分 tenki.jp

昨日6日は二十四節の小寒。寒さが厳しくなり始めるころという意味で、立春前日までの約一ヶ月が寒さがピークとなる「寒の内」です。この時期に、「寒」にかかわる様々なことわざや言い伝えがありますので、いくつか紹介します。また、今週末北海道には暦どおりの厳しい寒さがやってきそうです。

寒にまつわる言葉

寒太郎 寒の入りから一日目(寒の入り当日)
「北風小僧の寒太郎」という歌が出来る前から一部で使われていた言葉で、寒の入りを擬人化した言葉といわれています。北海道の夕張市では「ゆうばり寒太郎まつり」と命名されている冬の祭りがあります。
寒四郎 (寒の入りから四日目)
麦の厄日。この日の天気がその年の麦の収穫を表す、とされていて、晴れれば豊作、雨や雪だと凶作だったのだそうです。
寒九郎 (寒の入りから九日目)
寒四朗と同様に一年の農作物の収穫を占っていました。なぜか寒四朗とは逆で、雨が降ると豊作、とされていました。
寒九の水
寒の入りから九日目に飲む水は「寒九の水」と呼ばれ、薬になるといわれていました。寒の内の水はあまりにも冷たく、いつまでも腐らず霊力がある水とされたことからだそうです。
ただ寒四郎、寒九郎ともに明らかな根拠やそのような傾向があるかと言われると難しいところです。初詣の時におみくじを引いて一喜一憂するのと同じ感覚で、今年の収穫を占ったのかもしれませんね。

寒の内、今週の北海道は

向こう一週間は冬型の気圧配置や気圧の谷の影響を受けやすいでしょう。
日本海側を中心に雲が広がりやすく、雪の降る日があります。
ただ週末からは高気圧の張り出しの中で日本海側でも日差しがありそうです。
この時期は、夜間晴れると地表の熱が奪われ翌朝は厳しく冷え込みます。
週末は寒の内らしい厳しい寒さがやってきますので、風邪などひかないよう体調管理に努めましょう。

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