新潟県で24時間に1m超の雪が降る JPCZによる活発な雪雲の影響

2021年1月8日(金)17時30分 ウェザーニュース

2021/01/08 17:38 ウェザーニュース

強い冬型の気圧配置により、今日8日(金)は日本海側の広い範囲で断続的に強い雪が降っています。その中でもひときわ雪の量が多いのが北陸地方です。
北よりの風と西よりの風が日本海でぶつかり合うことで形成される、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)に伴う発達した雪雲が、富山県から新潟県の上越、中越を中心に次々に通過し、積雪が大幅に増加しました。

24時間で1m以上の積雪増加

例年は雪まつりが行われる豪雪地帯の新潟県十日町市は15時までの24時間に101cmの新たな雪が積もり、積雪は138cmから239cmに増えています。そのほか、新潟県上越市・安塚で88cm、津南町で86cm、富山県富山市では統計開始以来1位の65cmを観測するなど、平野部や山沿いを問わず、短期間で大幅に雪の量が多くなりました。(※今年の十日町雪まつりはすでに中止が決定しています)
急激に積雪が増えたことで、除雪の必要性が増している一方で、屋根からの落雪の危険性も増している状況です。この冬は各地で除雪中の事故が増加していますので、安全確認はしっかりと行う必要があります。

明日9日(土)はJPCZが南下 石川や福井で大雪か

9日(土)午後の雪・雨の予想

明日9日(土)になると、JPCZに伴う活発な雪雲が少し南下し、同じ北陸でも石川県から福井県にかけて、強い雪が降りやすくなる見込みです。今日の新潟、富山と同じように強い雪が続いて、短期間に1mを超えるような新たな雪の積もるおそれがあります。
スタックなどをきっかけにして、立ち往生などの交通障害が発生したり、送電施設が影響を受けることによって停電が起きてもおかしくありません。しっかりを備えをして、極力、移動は避けるようにしてください。

参考資料など

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

ウェザーニュース

「JPCZ」をもっと詳しく

タグ

「JPCZ」のニュース

「JPCZ」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ