能登半島地震の被災地で雨・融雪 明日にかけ土砂災害に注意・警戒

2024年1月9日(火)11時30分 ウェザーニュース

2024/01/09 11:10 ウェザーニュース

今日1月9日(火)の北陸は晴れている所が多いものの、能登半島周辺では雨が降っています。
明日10日(水)にかけては北陸各地で雨の強まるタイミングがあり、融雪の影響も加わるため、土砂災害の発生に注意・警戒してください。

断続的に雨が強まるおそれ

日本海を東進している雨雲が、能登半島付近を通過しやすい状況が続いています。昨日雪の降っていた能登半島周辺では、今日は朝から所々で傘が必要な雨になっています。
午後になると雨や雪のエリアが広がり、能登半島だけでなく、北陸の各地でも降り出します。今夜から明日10日(水)にかけて雨が続き、断続的に強まるおそれがあります。一時的に雷を伴って降り方が強まるところがあるため注意してください。
このあとも平野部では雪ではなく雨の所が多くなります。昨日までの雪が積もっているところでも雨となるため、雪がとけて地面の中に浸み込みます。それに雨が加わるため、地震の揺れで地盤が緩んでいるところでは土砂災害のリスクがさらに高まります。やむを得ない場合を除いて、急な斜面など崩れやすい場所や倒壊のおそれがある家屋など、危険な場所には近づかないようにしてください。
また、地震による土砂崩れなどで川や沢が堰き止められているところもあります。そのような場所の周辺やその下流部では、雨により急な増水が起こることがあるので注意してください。

引き続き寒さ対策を

今日の気温は雪の降った昨日までと比べると高くなる予想です。輪島市や珠洲市など沿岸部では昼間は5℃を超える見込みです。それでも、雨に濡れてしまうと体が冷えてしまうので、外での作業や給水などで並ぶ際は、傘やレインコートなどでできるだけ雨に濡れないようにしてください。
また明日は段々と冷たい空気が流れ込み、今日よりも寒く感じられそうです。

ウェザーニュース

「被災地」をもっと詳しく

タグ

「被災地」のニュース

「被災地」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ