北海道 冬の寒空にサンピラー(太陽柱)が出現
2024年1月11日(木)5時51分 ウェザーニュース
2024/01/11 08:41 ウェザーニュース
今日11日(木)は北海道で「サンピラー」が見られました。「サンピラー」は「太陽柱」とも呼ばれ、日の出や日の入りの時、太陽から垂直に炎のような光芒が見られる現象です。氷の粒で構成された上空の薄い雲が広がったことで現れました。
サンピラーの仕組み
サンピラーの仕組み
サンピラーは空気中に浮かぶ六角形の板状の氷の結晶に太陽の光が反射することで見られますが、氷の結晶の向きが揃っている事が条件になります。
空気がよく冷えていて、上空の風が弱い時に空気中の氷の結晶が豊富で向きも揃いやすく、サンピラーが見られることがあります。光の柱のように見えることから「太陽柱」とも呼ばれることがあります。
今日の北海道では宗谷・留萌付近で時々雪が降るものの、その他のエリアでは比較的穏やかな天気となる見通しです。ただ、夜は低気圧と前線が接近して日本海側では沿岸部を中心に雪と風が強まる予想のため、早めの帰宅が安心です。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)