目が傷つくことも… スキー場でゴーグルが必要な本当の理由

2019年1月12日(土)5時20分 ウェザーニュース


2019/01/07 14:33 ウェザーニュース

スキーシーズン真っ只中!
週末に家族や友人とスキーやスノーボードに出かける人は多いのではないでしょうか。

スキーやスノーボードの装備に欠かせないのがゴーグル。でも、小さい子どもを連れた家族の場合、「子どもはスキーを滑らずに雪遊びだけしてるから」「ゴーグルをつけようとすると嫌がるから」と、つい子どもにゴーグルをつけずに遊ばせてしまうかもしれません。
でも、それはとても危険です。
ゴーグルには、斜面を滑り降りるときに目に風や雪が入らないためだけではなく、紫外線から目を守るという役割もあるからです。
「スキー焼け」という言葉があるように、スキー場に行くとなぜか日焼けをします。それは、紫外線が強いからです。
なぜ、スキー場の紫外線が強いのでしょうか。標高が高く、太陽に近いから?
いえいえ、違います。
雪原の紫外線の反射率が非常に高いからなのです。

雪面は水面より照り返しが強い

上図を見るとわかる通り、雪面というのは、実は砂浜や水面よりも強い紫外線の反射率です。冬は夏よりも紫外線が弱くなるとはいえ、これだけの反射率なら日焼けしてもおかしくありません。
紫外線は、肌だけでなく、目にもダメージを与えます。

雪遊びや「雪目」に注意

雪を見ていると、目がチカチカしてまぶしく感じることはありませんか? 長い間雪を見ていると、そのうち目がゴロゴロしたり、充血したり、涙が出てきたりします。これは「雪目」と呼ばれる症状で、紫外線によって目の角膜の表面が傷つくことで起こります。
スキーやスノーボードで身に着けるゴーグルは、この紫外線から目を守る役割も果たしているので、目の安全のためにも必ず着用してほしいもの。
もちろん、雪山だけではなく、家の近くで雪遊びをするときにも忘れず着用するようにしてくださいね。


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