アメリカは相次いで冬の嵐に見舞われる シカゴなど五大湖周辺で吹雪に

2024年1月13日(土)11時30分 ウェザーニュース

2024/01/13 11:25 ウェザーニュース

今週中頃に発達した低気圧が通過したアメリカを、再び冬の嵐が襲っています。特にシカゴなど五大湖周辺で雪や風が強まり、猛吹雪への警戒が必要です。

強い寒気を伴った低気圧が通過中

日本時間の今日13日(土)の朝、低気圧が発達しながらアメリカの五大湖周辺を通過中です。
低気圧の西側には強い寒気が流れ込んできていて各地で雪が降り、15m/sを超えるような強風が加わることで、シカゴなどを含む広い範囲が吹雪になっています。24時間の降雪量は多い所で30cmを超え、シカゴの中心部でも5cm前後に達しました。
低気圧が東に離れた後も、寒気の流入によってレイクエフェクト(*)が発生し、大雪や吹雪が続く見通しです。アメリカの気象当局は警報を発表し、積雪の急増や吹雪による視界不良、さらに猛烈な寒さなどに備えるよう警戒を呼びかけています。
(*)「レイクエフェクト」は冷たい空気が五大湖の上空に流れ込んだ時に、湖から供給される水蒸気によって雲が発達して風下の地域に雪を降らせる現象で、日本の日本海側で雪が降るパターンと似たメカニズムです。

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