<氷点下の森>息子が継続「父のオブジェ守りたい」 高山

1月14日(日)12時16分 毎日新聞

ライトに照らされ、幻想的に浮かび上がる氷柱や氷壁

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 森の木々に水を吹きつけて凍らせた氷柱や氷壁、一面に広がる銀世界。岐阜県高山市朝日町胡桃島の秋神温泉の「氷点下の森」でライトアップが始まり、観光客らは雪国に映し出される幻想的な景色を楽しんでいる。【大竹禎之】


 氷点下の森は、標高約1000メートルの雪深いこの地に観光客を呼び込もうと、秋神温泉旅館の主人で昨年7月に79歳で亡くなった小林繁さんが1971年から、約4ヘクタールの森の木々に谷川の水を吹きつけて作り上げた氷柱や氷壁のオブジェだ。冬の風物詩として毎年、多くの観光客が訪れている。


 小林さんの長男徳博さん(54)は「父が残した氷点下の森を守りたい」と昨年12月から、近くの谷から約1万2000メートルのホースを引いて森の木々に水を吹きつけて凍らせ、高さ数メートルから約18メートルの氷柱を完成させた。余分な氷を削って形を整えるなどメンテナンスを日々続ける。


 銀世界を青や黄、緑などに照らすライトアップは2月28日までの日没から午後9時まで実施される。観覧無料。2月10日には一帯で「氷祭り」があり、「氷の王様」と呼ばれた小林さんの追悼セレモニーも予定されている。

毎日新聞

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