明日から冬型強まり日本海側で大雪 16日(木)夜は短時間に積雪急増のおそれ
2025年1月14日(火)16時0分 ウェザーニュース

2025/01/14 15:09 ウェザーニュース
明日15日(水)は次第に冬型の気圧配置が強まり、日本海側で雪の所が多くなります。17日(金)にかけて断続的に雪が強く降り、山沿いの多い所では100cm以上の大雪になる予想です。
寒気の南下に伴い雪のエリアが拡大
明日はオホーツク海で低気圧が発達し、大陸から高気圧が張り出すことで冬型の気圧配置が強まってきます。上空の寒気も次第に南下して、夜には平地で雪になる目安の上空1500m付近で−6℃以下の寒気が日本列島の大部分を覆う見込みです。
北日本の日本海側は朝から雪の所が多く、午前中は雨の北陸も山沿いや内陸部から雪になり、夜には平野部でも雪に変わります。近畿北部や山陰など西日本の日本海側でも雪が降る予想です。
東北ではシアーライン(風の流れが変化する境界線)の影響で太平洋側でも雪が降りやすくなります。
低気圧や前線の通過で激しい雪に

明後日16日(木)の日中は一旦冬型が弱まり、日本海側の雪は小康状態になるとみられます。ただ、夜は低気圧や前線が進んでくるため再び天気が悪化し、17日(金)の朝にかけて局地的に激しい雪が降る見込みです。
北海道や東北、北陸の内陸部では局地的に1時間に5〜10cmの雪が予想され、短い時間で積雪が急増する見通しです。道路の積雪が一気に増えることで走行が困難になって立ち往生などのリスクが高まります。
雪のピークになる時間帯の移動はできるだけ避け、やむを得ない場合はスタックなどに備えた対策を万全にするようにしてください。
日本海側の広い範囲で50cm以上の積雪増加

17日(金)の夜までの積雪の増加量は北陸、東北の内陸部や山沿いで50cm以上に達する所が多く、山沿いの一部の地域では100cm以上の予想です。路面状態の悪化に加え、屋根からの落雪や雪崩のリスクなどが高まります。
平野部でも30cm前後の新たな積雪になる地域がありますので、こまめな除雪が必要です。西日本でも内陸部や山沿いでしっかりと雪が積もり、平野部でも場所によっては積雪があるとみられます。
大雪による交通障害や除雪時の事故などに警戒が必要です。