「中高一貫校」入試算数の新傾向、埼玉「栄東・開智」の実際の問題から解読

1月16日(木)6時0分 ダイヤモンドオンライン

首都圏で最初に一般入試が行われる埼玉の動向は多くのメディアでも取り上げられて注目を集めている。これまで志願者動向についてお伝えしてきたが、入試問題にはどのような変化が起きているのだろうか。全国で一番多くの志願者を集めるさいたま市にある栄東の注目の算数の問題を、長年入試問題を見続けてきた森上教育研究所「親のスキル研究会」講師である小板橋肇貴氏の解説を交えて見ていこう。(ダイヤモンド・セレクト編集部)


難易度は例年並みだった栄東


 首都圏の受験生が腕試しのため受験することもあって、2020年入試でも全国最多の志願者を集めた埼玉の栄東。難易度は例年と変化なかった。


 1月10日に行われたA日程の算数の問題から見てみよう。制限時間50分で5問構成。大問1は8つの小問集合。大問2が規則性、大問3が速さの問題、大問4は平面図形、大問5は場合の数となっている。


 今回の注目問題は大問1(8)と大問3で、それぞれどのように条件を整理していくかによって成否が決まる。


 まず、□の中にあてはまる数を答える形式の大問1から見ていこう。(8)は平面図形の求め方を尋ねる問題で、これに正答できるかが合否を分ける。受験生であれば取りこぼしなく、確実にできるようにしておきたい問題ともいえる。



 図は半径3cmの円を横に3cmだけ動かした図です。このとき、もとの円が通過した部分(斜線部分)の面積は、□平方センチメートルに1辺3cmの正三角形2個分の面積を足したものです。ただし、円周率は3.14とします。


解答:27.42平方メートル





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