肩こりに効くのは「熱めのお湯」or「ぬるめのお湯」? 効果UPのテクニックとは!?

2024年1月16日(火)5時10分 ウェザーニュース

2024/01/16 05:03 ウェザーニュース

年が明けて仕事始めから1週間、そろそろ体に疲れが出てきているという人も多いのではないでしょうか。寒さの影響もあって、肩こりが辛いという声もよく聞きます。
肩こり解消の方法として入浴がありますが、「熱めのお湯」と「ぬるめのお湯」ではどちらがよいのでしょうか?
ウェザーニュースで実施した入浴に関するアンケート調査では、「熱めのお湯」を好む人の割合が52%、「ぬるめのお湯」が48%と、ほぼ半々との結果になりました(2023年1月12〜13日実施、13,455人回答)。
株式会社バスクリンの“チームお風呂博士”によると、肩こり対策に効果的なおすすめのお湯の温度があるといいます。肩こり解消効果を高めるテクニックとあわせて教えていただきましょう。

肩こりに入浴がよい理由とは

寒さが厳しい冬は、肩こりが辛くなる季節です。だるさ、重さ、疲労感から、ひどいときは肩周囲の痛み、頭痛、目の疲れなどを感じることがあります。
“チームお風呂博士”の(株)バスクリン つくば研究所の石澤太市さんは、「そんな時はゆっくりお風呂に」と推奨します。
そもそもなぜ肩こり解消に入浴が効果的なのでしょうか。
「肩こりは、肩周辺の筋肉が緊張して血行が悪くなることで生じるものです。特に、僧帽筋(そうぼうきん)という首から背中にかけて広がっている大きな筋肉の張りが関わっています。冬に肩こりが辛くなることが多いのは、寒さにより筋肉が緊張し、血行が悪くなりやすいことも影響しています。
肩こり解消には、血行をよくして筋肉をやわらかくほぐすことが大切です。入浴により、肩こりの原因となっている筋肉周辺を温めることで、血行を促し、症状を改善することができるのです」(石澤さん)
では、入浴するときの湯温については、「熱めのお湯」「ぬるめのお湯」どちらがよいのでしょうか。
「ぬるめのお湯です。血行をよくするためには、体をしっかり温める必要があります。40℃程度のややぬるめのお湯に10〜15分入浴します。
肩こり解消のためのポイントは、入浴している間、しっかりと肩までお湯につかることです」(石澤さん)

入浴中にできる肩こり解消ストレッチ

入浴の肩こり解消効果をさらに高めるテクニックがあるといいます。
「肩こりの原因には筋肉の緊張があるので、ストレッチでやわらかくほぐすことが有効です。入浴の効果で体が温まり、筋肉の準備ができているので、そのまま簡単な肩と首のストレッチを行いましょう。
肩のストレッチは、(1) 肩に力を入れてぐっと引き上げる (2) 一気に力を抜く の2ステップのみ。湯船に浸かったまま、(1) (2)の動作を10回ほど繰り返し行います。さらに肩を回す動きなどプラスしてもいいでしょう。
首のストレッチは、首周りの筋肉を伸ばすものです。こちらも、(1)首を前後に倒す (2) 頭を左右に倒す(首筋の伸びを感じる程度に) (3) 後ろに振り向くイメージで、頭を左右に振る (4)頭をぐるっと回す と簡単です。無理せず、気持ちいいと感じるくらいで行ってください」(石澤さん)
※入浴前に水分調整をしっかり行い、体調が悪くなったらすぐにやめましょう
日々の入浴タイムで血行改善と筋肉をほぐす肩こりケアをして、健やかに過ごせるようにしてみませんか。

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