口永良部島で噴火が発生
2019年1月17日(木)9時49分 tenki.jp
きょう17日午前9時19分頃、鹿児島県の口永良部島で噴火が発生しました。
口永良部島で噴火が発生
気象庁によりますと、きょう17日午前9時19分頃、鹿児島県の口永良部島で噴火が発生しました。噴煙は500m上昇し、雲に入りました。噴火は現在も継続しています。噴火に伴う火砕流は、新岳火口から南西側と北西側に約1.5km流下しましたが、前田集落には達していません。大きな噴石は、新岳火口から約1km飛散しました。
火山性地震は多い状態で経過しており、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も概ねやや多い状態で経過していることから、今後も同規模の噴火が発生する可能性があります。
※口永良部島で噴火が発生したのは、2018年(平成30年)12月19日以来です。
防災上の警戒事項等
新岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。また、向江浜地区から新岳の南西にかけての火口から海岸までの範囲では、火砕流に警戒してください。風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。